実践学園中学・高等学校がグローバルリーダーシップ研修を実施 — カリフォルニア大学バークレー校のFrank Schultz博士を招聘
実践学園中学・高等学校(東京都中野区)では7月4日(月)~8日(金)にかけてグローバルリーダーシップ研修を実施した。THE世界大学ランキングのトップ10に数えられるカリフォルニア大学バークレー校(アメリカ合衆国)からFrank Schultz博士を招聘し、「ビジネスモデル・キャンバス」のコア・セッションや特別講義などを実施。世界トップクラスの大学の授業を体感することで、刺激を受け、生徒らが世界に羽ばたくきっかけとなることが期待される。
実践学園中学・高等学校のリベラルアーツ&サイエンスコース(LA&Sコース)では、志が高く、倫理観を持ち、国際感覚に優れ、世界で通用する素養・教養(リベラルアーツ&サイエンス)を身につけた人材の育成を基本に据えた教育を展開。単に学問としての教養を学ぶだけではなく、実社会の動きと結びつけた”生きた教養”を学び、グローバル社会で活躍できる人材を育成することを目指している。
幅広い教養を英語で学ぶ「LA&S」プログラムや、英字新聞を活用した週1回のディベート、国内外の各方面で活躍する講師を招いた「リベラルアーツ&サイエンス講演」などを実施。また同コースの高校1年生は、原則的に全員がカナダでの22週間の中期留学に参加することになっている。
同コースでは、早稲田大学の藤井正嗣名誉教授(実践学園グローバル教育顧問)の指導のもと、グローバルリーダーシップ研修・「CQ(異文化対応力)」の養成・メンタリングプログラムの3つのプログラムを導入している。
この一環として、カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)のFrank Schultz博士を招聘し、グローバルリーダーシップ研修を実施。半年間の北米留学を終了した高校2年生やアメリカでの1年間の留学から帰国した生徒らを対象に、7月4日(月)~7日(木)までは講義とワークショップからなる「ビジネスモデル・キャンバス」(※)のコア・セッションが行われた。
また最終日の8日(金)には、Schultz博士による特別講義を実施。LA&Sコースの高校生に向けて、「『EQ』とリーダーシップ」「世界のトップスクールに入学するには」の2つをテーマについて講義が行われた。
■実施プログラムの詳細
(1)「ビジネスモデル・キャンバス」のコア・セッション
[日 程] 7月4日(月)~7日(木) 9:00~15:00
[対 象] 北米中長期留学から6月に帰国した高校2年生・3年生
[内 容]
・午前:講義
・午後:ワークショップ
最終日の午後は、生徒全員による最終プレゼンテーションを実施
(2)特別講義
[日 程] 7月8日(金) 9:00~12:00
[対 象] LA&Sコース 高校1年生~3年生
[内 容]
1)「EQ」とリーダーシップ
2)世界のトップスクールに入学するには
(※)「ビジネスモデル・キャンバス」
ビジネスに不可欠な9つの要素を総合的に押さえる手法。
(1)主要活動(Key Activities)
(2)主要パートナー(Key Partners)
(3)鍵となるリソース(Key Resources)
(4)費用構造(Cost Structure)
(5)顧客との関係(Customer Relationships)
(6)顧客セグメント(Customer Segments)
(7)価値提案(Value Propositions)
(8)チャネル(Channels)
(9)収入源(Revenue Streams)
●カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)
Forbesの2021年のランキングでは全米1位。ほかの大学ランキングでも常に世界トップ10に入る有力大学。ノーベル賞受賞者も69人と世界6位を誇り、研究大学としての評価も非常に高い。
●Frank Schultz博士
UCバークレーウォルターA.ハースビジネススクールで長年にわたり、戦略的リーダーシップや戦略的管理、会計、財務、マーケティング等の広範な科目を指導している。