新型コロナウイルスによる休校が続く中、神奈川大学附属中・高等学校がオンラインで全ての授業を再開~100チャンネル以上を完全実施
●新型コロナウイルス感染症拡大による休校を機に、Office365やYouTube LIVE等を活用したオンライン授業を実施。4月14日からは臨時休業中の全授業を中1~高3の全学年で完全実施している。各教員が担当授業チャンネルを持ち、毎日授業ムービーを配信している。
●毎朝のSHRは、Webシステム等を利用し学級担任との連絡を取り合い、生徒一人ひとりの健康状態を確認。さらに、教育オンラインシステムを利用して、教員が学習状況も確認・管理していく。
●登校ができなくても、ICTを最大限活用し学習指導やきめ細かな指導を実施し、生徒が安心して学べる環境の整備に積極的に取り組んでいく。
■オンライン授業の本格導入に向けた取り組み
神奈川大学附属中・高等学校では「生徒1人1台端末」を実施し、全学年の授業において教材の配信、課題の提出、学習の振り返りをクラウドで実施している。
今回、学校の臨時休業を受けて、休業中の3月中旬、物理担当の佐藤克行教諭と、英語担当の福家匠人教諭が高校1年生に向けて「宇宙エレベーター」をテーマとした合同授業を実験的にライブ配信した。この授業はさまざまな科目において複数回実施され、授業後のアンケートで寄せられる生徒からのコメントを参考に、授業の形式をブラッシュアップしてきた。
そのほか、授業動画のオンデマンドでの配信や教材配布も休業中に実施し、実績を積んできたことが評価され、教育系ニュースなどでも取り上げられた。
■生徒の健康確認・学習状況もオンライン上で管理
新学期開始以降は、毎朝オンライン上でのホームルームを通して担任と生徒間の連絡や健康状態を確認。さらに全学年で全教員が各種オンラインシステムを活用した授業の展開をはじめ、生徒一人一人の学習状況の確認・記録を行い、これまで以上のICTを活用した学習環境の整備に取り組んでいる。
- 神奈川大学附属中・高等学校 小林道夫副校長のコメント
- 本校では、登校できなくてもICTを最大限活用してしっかりした学習指導やきめ細かな指導を実施して参ります。教職員一同、生徒たちの学習環境をしっかりと確保し、少しでも生徒たちの不安を取り除くことができる体制作りに努めてまいります。