世界初、同志社大学法学部・法学研究科が国際刑事裁判所(オランダ、ハーグ)と学術交流協定を締結
同志社大学法学部・法学研究科(学部長・研究科長:高杉直)と国際刑事裁判所(International Criminal Court(以下、ICC)、書記(事務総長):Peter Lewis)は、同志社大学の学部生、大学院生、教員が海外において法律・外交実務に触れる機会を増やし、教育研究の質の向上および国際化の進展を図ることを目的として、学術交流協定を締結した。国際刑事裁判所と大学との学術交流協定締結は、同大が世界で初めて。
協定締結後は、学生のインターンシップをはじめ、両機関連携による共同セミナーや共同リサーチ・プロジェクトの実施、教員の受け入れ(訪問専門家制度)、教員の実務研修や研究滞在など、幅広い交流が図られることとなる。今後も相互の連携協力を推進し、双方の更なる発展に向けて連携と協力を図っていく。
11月1日、高杉 直 同志社大学法学部長・法学研究科長とChristian Mahr国際刑事裁判所 書記局対外関係局長が出席し、同志社大学今出川キャンパスにて調印式が行われた。
Christian Mahr氏は「今回の同志社大学との学術交流協定は世界で初めての試みで、大変光栄に思います。日本でICC職員を増やす第一歩として、同志社大学の学生にICCのことを知ってもらいたい」と、また高杉法学部長・法学研究科長は「同志社教育の原点である『良心教育』と教育理念のひとつである『自由主義』はICCの理念と共通するところがあります。今回のICCとの協定を機に学生がグローバルな視点を持ち、国際社会に貢献できる人物の育成につながることを願っています」と述べた。