京都産業大学京都文化学科のゼミ生が祇園祭の運営に参加 ~伝統文化の継承を支える
京都産業大学文化学部京都文化学科 小林ゼミ生が、創始1150年の祇園祭の運営に参加し、伝統文化の継承を支える
日本三大祭の一つである祇園祭の山鉾行事は、重要無形民俗文化財であるなど世界的に注目を集めている。その一方で、山鉾の一つである函谷鉾(かんこぼこ)では、企業による用地買収などを背景に居住者がおらず、役員の高齢化など存続が危ぶまれるなど多くの課題を抱えている。
京都産業大学文化学部京都文化学科の小林一彦ゼミでは、2013年から函谷鉾の運営に参画し、伝統文化の継承に取り組んでいる。学生は、祇園祭に携わるうえで必要となる実践的な知識を身に付けるため、観光客からよく質問される内容を中心とした小林ゼミオリジナルのテスト(通称:函谷鉾検定)に合格したうえで、祇園祭の運営に携わる。
祇園祭の混雑を想定した連絡手段の訓練など、実践的な研修を重ねるリーダー合宿を経て、祇園祭に長年携わってこられた保存会の方に指導いただきながら授与品である厄除けの粽(ちまき)作りを行う。観光客への粽授与も学生が担い、一つ一つ丁寧に手渡す。
函谷鉾の前を行き交う多くの観光客の交通整理や曳き初めの支援を行うほか、山鉾巡行では、保存会の方と協働して鉾を曳き、祇園祭を支える。
また、2017年からは函谷鉾に加えて、郭巨山(かっきょやま)との連携も開始。長い歴史を誇る祇園祭の文化と魅力を、学生が次の世代へ語り継いでいる。
むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学
- <関連リンク>
- ・小林一彦ゼミ公式Twitter
https://twitter.com/mrcb3kan
・祇園祭 山鉾巡行に、小林ゼミの学生が参加しました!
https://www.kyoto-su.ac.jp/news/20180717_190_field.html
・京都産業大学文化学部
https://www.kyoto-su.ac.jp/faculty/fcsi/index.html