関西大学が世界遺産 百舌鳥・古市古墳群の魅力を英語版アプリと映像コンテンツで世界に発信
大阪初の世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」の魅力を世界に発信するために、総合情報学部の堀雅洋研究室がこれまでに制作・開発してきた百舌鳥・古市古墳群マップアプリと仁徳天皇陵古墳模型映像コンテンツの英語版を新たに公開した。これらのコンテンツは、同古墳群の世界文化遺産登録が決定した7月6日から、グランフロント大阪 ザ・ラボ内の関西大学展示ブースならびに堺市立博物館で展示されている。
- 【本件のポイント】
- ・百舌鳥・古市古墳群を世界に発信すべく、同古墳群マップアプリの英語版をリリース
・古墳のサムネイル画像の一覧表示機能を追加し、大きさや築造時期などの並べ替え・比較も可能に
・7月6日からグランフロント大阪 ザ・ラボや堺市立博物館にて展示公開中
古墳群マップアプリは、百舌鳥・古市古墳群として現存する古墳を、さまざまな条件で検索して表示可能な地図アプリとして開発し、百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録推進本部会議(大阪府・堺市・羽曳野市・藤井寺市)の協力を得て、2016年4月に公開された。今回、同古墳群の世界文化遺産登録に合わせて、検索対象を世界遺産の構成遺産に含まれる古墳49基に限定し、各古墳の概要説明とともに内容を英語化した。
また英語化に合わせて、検索結果を古墳のサムネイル画像として一覧表示する機能を開発し、古墳群をその大きさ(墳丘長)や築造時期、形状などによって並び替えて見比べることができるようになった。
【英語版 百舌鳥・古市古墳群マップアプリ】
https://www.hz-kutc.net/mozu-furu/tumulus/map/app
【日本語版 百舌鳥・古市古墳群マップアプリ】
https://www.hz-kutc.net/mozu-furu/kofun/map/app
一方、古墳模型映像コンテンツは、大阪府立近つ飛鳥博物館の古代史研究者と共同で企画・制作したもので、同博物館に展示されている直径10メートル(縮尺150分の1)の仁徳天皇陵古墳模型に作り込まれたさまざまなシーンをズーム撮影し、4部作(「古墳の築造」「豪族居館と大王の宴」「古墳時代のものづくり」「古墳時代のくらし」)として編集したもの。
近つ飛鳥博物館内で常設展示されているこれらの映像コンテンツのうち、今回 「古墳の築造」の英語版 ”Construction of Kofun (Burial Mounds)” を作成し、日本語版とあわせて世界文化遺産登録推進本部会議の公式YouTubeチャンネル「もずふる動画チャンネル」に公開された。
https://www.youtube.com/watch?v=LKr_G1AORvs
<グランフロント大阪 ザ・ラボ 「大阪初の世界文化遺産! 百舌鳥・古市古墳群を知る」の概要>
【期 間】 7月6日(土)~ 8月15日(木) 〔開館時間〕 10:00 ~ 21:00
【場 所】 グランフロント大阪北館2階 ザ・ラボ内 関西大学 展示ブース
【展示内容】
<大型タッチパネルによるアプリ展示>
・百舌鳥・古市古墳群マップアプリ
・もずふる古墳群クイズアプリ(20問の古墳クイズをカルタ形式でランダムに出題)
<映像展示>
・仁徳天皇陵古墳模型映像コンテンツ「古墳の築造」「古墳時代のものづくり」
・仁徳天皇陵古墳ドローン空撮映像(大仙公園上空140mからの眺望)
▼本件の詳細▼
・関西大学プレスリリース