神田外語大学の海外インターンシッププログラムが日本学生支援機構の海外短期留学奨学金プログラムに採択

研究・産学連携 大学プレスセンター
神田外語大学の海外インターンシッププログラムが日本学生支援機構の海外短期留学奨学金プログラムに採択

神田外語大学(千葉市美浜区/学長:宮内孝久)が2014年度から東南アジアにおいて、毎年夏期休業期間に実施している「ASIAインターンシッププログラム」が、2019年度の日本学生支援機構の海外短期留学奨学金プログラムに採択された。
今回の採択により、2019年度は大学企画の海外インターンシッププログラムに参加する学生に対し、50名の学生が奨学金の受給対象になる。同インターンシップを経験した同大の学生たちの多くは、インターンシップを経てインドネシア、マレーシア、タイなど東南アジア各国との懸け橋になるようなキャリア形成を目指している。

神田外語大学は2014年から、ASIAインターンシッププログラムを開始した。2018年までの5年間で延べ200名以上の学生が参加しており、日本国内の大学の海外インターンシッププログラムとしていち早く実施している。

現在までにインドネシア、タイ、ベトナム、インド、中国、台湾の企業で実施。昨年2018年は新しくマレーシアでのインターンシップを実施した。2019年夏期は大学企画のインターンシップで61名、外部プログラムを加えると、78名の派遣を予定している。

1. 大学キャリア教育センター主導でのプログラム

海外インターンシッププログラムは、旅行会社や留学エージェントの規格するものを学生に紹介し参加を促すというプログラムが一般的。神田外語大学のプログラムは、キャリア教育センターのスタッフが現地の研修先を訪問し開拓していく上で、宿泊先や研修スケジュール作成を行う。これは、大学側で対応できる範囲の仕事を行うことで、学生の費用負担を軽減し、学生が参加しやすいプログラムにしている。2018年度は全てのプログラムの研修費用を渡航費、滞在費用を含め20万円以下に設定。

2. 「ビジネスで使える外国語力の育成」から「海外で生き抜ける人材を育成へ」

日本国内でのインターンシップの場合、1~2週間前後のインターンシップが多く、困難な仕事を乗り越えるという形のインターンシップになりにくいところ、海外でのインターンシッププログラムは、学生をお客様扱いしないケースがほとんどである。日本ではなかなか体験することができない「不便さ、困難さ」を乗り越える形のインターンシップとなり、短期間での学生の成長を図ることができる内容になっている。

上記の特徴が評価され、2019年度の日本学生支援機構の海外短期留学奨学金プログラムとして採択された。神田外語大学は、ASIAインターンシッププログラムを同大が従来から行っている短期語学研修プログラムや長期留学プログラムと合わせて実施していくことで、より効果が出るプログラムとして入学から卒業までの4年間を充実したものにしていく取り組みを継続していく。

昨年度参加学生コメント

神田外語大学アジア言語学科インドネシア語専攻4年(現在)
大平涼雅(OHIRA RYOGA)さん

私がASIAインターンシップに興味を持ったきっかけは、2年次の※ブリティッシュヒルズがきっかけです。当初、半年間の私費留学も検討していましたが、費用等の理由から迷っていました。そんな中、そのキャンプでインターンシップの存在を知り、1ヵ月間、ビジネスレベルのインドネシア語の中で経験を積めることは大きいと思いました。実際に働いてみると、自分のインドネシア語の実力不足を痛感させられました。もっと語学力のレベルアップを計らなければならないと感じさせられ、それが今に生きています。インターンシップに参加したことは、自分が社会にどう貢献していくかということを理解することができ、海外を就職活動の拠点として考えられる様にもなりました。

期間: 2018年8月4日-8月27日
研修先: PT ALSOK BASS Indonesia Security Services
※ALSOK(綜合警備保障(株))のインドネシア現地法人
渡航先: インドネシア

※ブリティッシュ・ヒルズ…福島県天栄村にある英語学習施設
https://www.british-hills.co.jp/

参考資料(2014年~2019年迄の海外インターンシップ参加者数)