明海大学(千葉県浦安市)は、6月10日に株式会社センチュリー21・ジャパンと産学連携協定を締結した。不動産に関する実務教育の充実を目的とし、双方が協力して取り組みを進めていく。
この協定により、明海大学の学生は、センチュリー21・ジャパンの加盟店において、実務に触れるインターンシップなどの機会を得ることができる。実際の現場を体験することで、教室で学んだ知識を実社会でどのように活かせるかを考えるきっかけとなり、進路選択や職業意識の形成にもつながることが期待されている。また、大学の授業と連動した学外での学びの場が設けられることで、学修の幅が広がる。
一方、センチュリー21・ジャパンにとっては、学生を対象としたキャリア意識調査の実施を通じて、若い世代が不動産業界に対してどのようなイメージや関心を持っているのかを把握することができる。これにより、今後の採用活動や業界理解の促進に役立てることができるというメリットがある。
今後は、両者の合意に基づき、インターンシップや調査以外の取り組みも検討される予定であり、実務教育と人材育成を支える連携として注目される。