聖学院大学と埼玉中小企業家同友会が産学連携協定を締結

聖学院大学と埼玉中小企業家同友会が産学連携協定を締結

写真=締結の様子(中央右:聖学院大学 小池 茂子学長、中央左:埼玉中小企業家同友会 太田 久年代表理事)

聖学院大学と一般社団法人埼玉中小企業家同友会は、4月27日に産学連携包括協定を締結した。聖学院大学は埼玉県上尾市に位置し、政治経済学部、人文学部、心理福祉学部を有する。埼玉中小企業家同友会は、埼玉県の中小企業経営者で組織される団体で、約1000人が会員となっている。この協定により、双方は様々な資源を共有することになる。

協定締結に際し、小池茂子学長は「コロナ禍で人とのつながりを築くことがここ数年困難になった。今回の協定を機に地元優良企業の力添えをいただき、キャリアや就職支援を強化したい」と述べた。一方、太田久年代表理事は、「当会は今年で50年になる。10年ビジョンの中に、地域連携を盛り込んだ。地域における教育支援は我々の役目であり、今回の包括協定で取り組むことをモデルとして全国に発信したい」と意欲を語った。

今回の協定をもとに、聖学院大学の就職イベントに同会の特設ブースを設けることが予定されている。また、会員企業と聖学院大生とのマッチングを図り、企業説明会への参加にも結びつけたい考えである。産学連携によって、若い力と中小企業の経験を融合した新たな取り組みが生まれることが期待される。