甲南女子大学 国際学部 多文化コミュニケーション学科（神戸市東灘区）が、2023年1月27日(金)〜29(日)の3日間、南京町で開催される「春節祭」にて、インフォメーションブースを担当する。同ブースは、春節祭を快適に楽しんでもらえるように、来場者からの問合わせに答えるもの。今年の春節祭は、コロナ規制緩和により、国内外からの来場が見込まれていることや、観光・国際都市である神戸の地域性を踏まえて、多言語で案内することを特徴としている。学生たちは、春節祭を主催する南京町春節祭実行委員会の協力のもと、大学で学ぶ言語やグローバルな視点を生かして、コロナ禍における地元・神戸の魅力発信に貢献する。
甲南女子大学 国際学部 多文化コミュニケーション学科は、南京町商店街振興組合との連携で、地元・神戸や南京町にちなんだヒト・モノ・コトについて学び、魅力発信につなげる活動を2017年から展開している。この産学連携活動の一環として、2019年に南京町の伝統行事「春節祭」にて、インフォメーションブースのプレゼンター（案内役）に初挑戦した。春節祭は、兵庫県のみならず、観光客など国内外から約10万人以上が来場する神戸を代表する大規模イベントだ。主催する南京町春節祭実行委員会の「様々な来場者に快適に春節祭を楽しんでもらいたい」というニーズを受け、中国文化を学ぶゼミの2年生（2019年当時）が中心となり、同学科で学んでいる中国語・英語・韓国語と日本語を組み合わせて、計4か国語で対応可能なブースを2年連続で企画・担当した。
2021年以降は、新型コロナウイルス感染症対策の観点から、学生による活動参加の見送りが続いたが、今年は規制の緩和に伴い、3年ぶりに再開。先輩たちの活動を受け継いで、同ゼミ2年生がプレゼンターを務める。学生たちは約9か月にわたって、神戸における多文化共生を座学で学んだほか、南京町を訪問してのフィールドワークを行ってきた。また、「コロナ禍でもできる魅力発信」を掲げて、南京町で親しまれている豚まんやちまき、パンダ饅や桃饅頭を学内販売するなど、南京町について知り、魅力に触れ、自らが発信する活動に取り組んできた。
当日はこれまでの学びの集大成として、南京町春節祭実行委員会が主催者視点で作成した想定問答集などを活用しながら、店舗所在地や催しスケジュールなど、来場者からのイベントに関する問合わせに答える。学生たちは活動に向けて、「春節祭当日は、語学力はもちろんのこと、今まで学んだことを生かして、私たちも楽しく活動に取り組みたい」「おもてなしの心を込めて、精一杯がんばりたい。過去2年間、コロナ禍で思うように開催できなかったからこそ、南京町や神戸の魅力をもっと感じてもらえる機会になれば」と語っている。
【2023南京町春節祭｜多言語インフォメーションブース 概要】
▼日時
2023年1月27日(金) 10時30分～16時30分
2023年1月28日(土) 10時30分～16時30分
2023年1月29日 (日) 10時30分～16時30分
※開催状況に応じ、時間は変動する場合があります。予めご了承ください。
▼場所
南京町の南入口、「海榮門」付近
▼対応言語
中国語・英語・韓国語・日本語
▼プレゼンター
・メインプレゼンター
甲南女子大学 国際学部 多文化コミュニケーション学科 2年生（中国文化研究ゼミ）
・サポーター
甲南女子大学 国際学部 多文化コミュニケーション学科 学生有志
甲南女子大学 国際学部 国際英語学科 学生有志
▼春節祭 主催者
南京町春節祭実行委員会
▼2023南京町春節祭 公式Webサイト
https://www.nankinmachi.or.jp/event/shunsetsu/