神田外語大学と地元千葉の牧場による商学連携企画–「大学芋ジェラート」を11月1日(火)より販売開始
神田外語大学(千葉市美浜区/学長 宮内孝久)国際コミュニケーション学科の鶴岡公幸教授のゼミは、千葉県いすみ市にある高秀牧場(千葉県いすみ市/代表取締役 高橋憲二)と連携し、コラボ商品「大学芋ジェラート」を商品化した。高秀牧場の牛乳と千葉県産のさつまいも「紅はるか」を使ったジェラートに、醤油ベースの甘ダレがかかった大学芋がトッピングされたスイーツだ。11月1日(火)~11月30日(水)にかけて、千葉中央駅にある高秀牧場直営店「牛かうばっか~高秀牧場のじぇらーと屋さん~」にて販売され、11月7日(月)~11月30日(水)にかけて高秀牧場内の店舗にて販売される。テーマは「千産千消(地産地消)」。千葉県産の牛乳、さつまいも、醤油を使用しており、地産地消の推進を目指した取り組みになっている。
神田外語大学外国語学部国際コミュニケーション学科の鶴岡ゼミでは「研究演習」の一部として、企業とのコラボレーション企画をおこなっている。同ゼミの所属学生による、千葉の食材を使って「地産地消」を推進しながら誰もが楽しめるスイーツ商品を開発したいという想いのもと、同じ千葉県にあり、牛乳や乳製品の製法にこだわりのある高秀牧場に企画提案し、連携・実現に至った。10月22日(土)・23日(日)に開催された同大の学園祭「第36回浜風祭」にて先行販売され、両日共に午前中で完売するほど好評を得た。
商品化した「大学芋ジェラート」の材料として、牛乳だけでなく、大学芋に使用されるさつまいもと醤油も千葉県産を使用。2020年の年間生産量が鹿児島、茨城に次ぐ全国3位である千葉県産のさつまいもと国内生産の大部分を占める醤油を組み合わせることで「千産千消(地産地消)」を目指した活動になっている。地元で食物などを消費することで運搬によって発生するCO2削減に繋がるため、SDGsにおいて地産地消は環境面でも大きな意味をもつ。
さつまいもの「紅はるか」は千葉市の農業法人「株式会社つなぐファーム」で生産されたものを使用。醤油は香取市で創業から約170年続く醤油メーカー「ちば醤油株式会社」で製造されたものを使用している。
企画概要
商品名:「大学芋ジェラート」
販売店:牛かうばっか~高秀牧場のじぇらーと屋さん~(千葉市中央区富士見2-11-1 日土地千葉ビル1階)
高秀牧場内(千葉県いすみ市須賀谷1339-1)
価 格:500円(税込)
開発期間:2022年度前期
販売期間:
2022年11月1日(火)~30日(水)/牛かうばっか~高秀牧場のじぇらーと屋さん~
2022年11月7日(月)~30日(水)/高秀牧場内店舗
ゼミ生コメント(代表者のみ)
<外国語学部 アジア言語学科中国語専攻3年 小林 桃子さん>
多くの人が食べやすいジェラートを作りたいという想いから本企画を始めました。企画当初は数ある千葉県の特産品の何の食材を使い、どのようなフレーバーを開発するか非常に悩みましたが、調査を進める中で、千葉県の生産量がトップであるさつまいもを使用することを決めました。また、ジェラートに使用する牛乳を調査している中で、乳牛の飼育法の違いなどから、異なる味わいが生まれることを学びました。高秀牧場様はHTST法(※1)で殺菌し、牛乳を製造しているため、本来の牛乳の旨味やコクを残した濃厚なジェラートを楽しめます。
本プロジェクトを通して、実際の商品開発から販売までの一連の流れを学べたことは、私達にとって素晴らしい経験になりました。高秀牧場様をはじめ、関わって下さった皆様の多大なるご協力のもと、ジェラートを開発できたことを感謝いたします。
<外国語学部 英米語学科3年 伊藤 智美さん>
商品企画から高秀牧場様への訪問、そして販売に至るまで、全てが私にとって初めての経験で、企画当初は不安な気持ちしかありませんでした。また、商品開発を進める中で、企画した商品を実際に手に取っていただけるにはどうすべきか、コラボしていただける企業側のメリットなど、さまざまな視点で深く考える必要があり、試行錯誤の日々でした。しかし、不安だらけな日々でも、同じ開発チームのメンバーと力を合わせることで、前向きに取り組むことができました。マーケティングを学ぶ経験は初めてでしたが、お互い無知な状態だからこそ、型にとらわれずに自分達が本当に開発したい商品を考案することができたと思います。さまざまな想いを乗せた大学芋ジェラートが多くの方に届くことを願っています。
※1牛乳の殺菌方法のひとつ。HTSTはHigh Temperature Short Timeの略で、高温短時間殺菌とも言われる