大阪樟蔭女子大学の学生が泉佐野産の松波キャベツを使った創作メニューを開発–ホテル日航関西空港内レストランでメニュー提供
大阪樟蔭女子大学(東大阪市)の学生が考案した、泉佐野産の松波キャベツを使った新メニューが、ホテル日航関西空港の「ザ・ブラッスリー」で提供される。取り組みは、学芸学部ライフプランニング学科フードスタディコースで開講されている「フードメディア演習」(曽我和弘非常勤講師)の授業の一環。
ライフプランニング学科ではこれまでも、さまざまな企業と連携してメニュー開発を行った実績がある。今回は泉佐野市から声が掛かり、泉佐野産の農作物の品質の良さを訴求することとなった。学科内の授業「フードメディア演習」で、まず泉州の地域性と「松波キャベツ」などの泉州野菜の特性について学び、4チームに分かれて「松波キャベツ」を使ったメニューを考案した。11月25日、学内のキッチンで学生が調理し、コンセプト等をプレゼンテーションする審査会を実施。ホテル日航関西空港の総料理長をうならせた上位2チームのメニューが、ブラッシュアップされて実際にホテル内のレストランで提供される。
ライフプランニング学科では、生活に関するさまざまな知識やスキル、問題解決方法を学び、より良い生き方を選択できる人材の育成を目指している。学生は2年次から「ライフデザインコース」と「フードスタディコース」のどちらかを選択。今回メニュー開発に取り組んだフードスタディコースは、食に関する知識と技術、食文化、食空間、食ビジネスなどを学び、「食」から社会に貢献できる力を身につける。
■ホテル日航関西空港 井口総料理長からのコメントとブラッシュアップされた点
どの作品もレベルが高く、プロ顔負けの出来栄えで驚きました。「シュー・シュー」は、カレーキャベツを使うのはよく考えられていて食感的にも面白く、美味しいですが、少し味にインパクトが足りなかった為、ガラムマサラとシェリービネガーを追加してアクセントを付け、多くの人に手に取ってもらいやすいよう、サイズを少し小さくしました。「かしみんスモーブロー」は、パンの上にかしみん焼きをのせるという発想の柔らかさに驚きました。またヴィーガン向けの「フムスのヴィーガンスモーブロー」も、時代のニーズに合わせて考えられていると感動しました。さらに高級感を出す為にかしみん焼きにはトリュフオイルを、フムスにはピスタチオペーストを追加し、うま味と風味をアップさせました。
=ホテル日航関西空港2階 オールデイダイニング「ザ・ブラッスリー」 土・日・祝日の食べ放題メニューにて提供=
期間:2022年2月~3月(2か月間)の土日祝日
価格:大人 4,700円(税・サービス料込)
営業時間:11:30~14:30(最終入店14:00)
※新型コロナウィルスの影響や野菜の入荷状況で、他の泉佐野産野菜を代用することがあります。子ども料金や変更などの詳細はホテル日航関西空港HPをご覧ください。
◎ホテル日航関西空港HP https://www.nikkokix.com/restaurant/plan/49279