玉川大学独自の「ESTEAM教育」を推進し、Society5.0を見据えた教育を展開する施設「STREAM Hall 2019」がまもなく完成、2020年4月運用開始
~ SDGsを意識した校舎環境整備を導入 ~
玉川大学(東京都町田市/学長:小原芳明)は、2020年4月に新校舎「STREAM(※1) Hall 2019」の運用を開始する。“異分野融合の学びを育む場”をコンセプトに、工学部・農学部・芸術学部が融合した教育を進めていく施設である。
玉川大学が進めている「ESTEAM(※2)教育」の拠点の一つとして、全人教育をベースとした「デザインシンキング(課題解決型のプロジェクト学修)」を実践していくための教育・研究施設として2020年4月から運用を開始する。
(※1)STREAM…Science,Technology, Robotics, Engineering, Arts,Mathematicsの略
(※2)ESTEAM教育…ELF(共通語としての英語),Science,Technology,Engineering,Arts,Mathematicsの略
- ■特 色
- <教育面>
●工学部・農学部・芸術学部が融合した学際的な学修を進める施設
●分野を超えたさまざまな人が集まる場としての仕掛けが随所に
●学生のデザインシンキングを促進する多彩なラボとディスカッションスペースを配置
●世界の格言、テキスタイルデザイン、数式などを記した「アクセントウォール」で学生の発想を後押し
●フロアにある「プレゼンテーションステップ」は学生の アクティブ・ラーニングの成果発表や、作品の発表の場として活用
<SDGsを意識した校舎環境整備>
●CASBEE(建築環境総合性能評価システム)で最上級のSランクを獲得
●トップライトや地中熱を利用した省エネ設計で、年間を通じて効果的な空調を実現
●一般の理工系大学の校舎に比べて30%の一次エネルギー使用量の削減
●インテリアには学生たちが自ら育てる植物やキャンパス内で伐採した木材を再利用
<背景>
中央教育審議会が発表した「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)」において、多様で柔軟な教育プログラムの項目の中に、文理横断・学修の幅を広げる教育、時代の変化に応じた迅速かつ柔軟なプログラム編成が重要という記述がある。玉川大学が展開している「ESTEAM教育」とそれを実現できる教育施設「STREAM Hall 2019」はまさにこの答申にあるような「文理横断・学修の幅を広げる教育」の一つとして、日本の未来の教育を象徴するような教育展開と施設活用をめざしている。
*特色やフロアの構成などはPDF詳細資料をご参照ください