追手門学院大学が2021年4月、心理学部に「人工知能・認知科学専攻」を開設(設置構想中)~AIと心理学を融合した理工系分野に進出

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追手門学院大学が2021年4月、心理学部に「人工知能・認知科学専攻」を開設(設置構想中)~AIと心理学を融合した理工系分野に進出

追手門学院大学(大阪府茨木市、学長:川原俊明)は2021年4月、関西の私立大学における心理学の教育・研究の拠点の一つになっている心理学部心理学科に「人工知能・認知科学専攻」を開設する(設置構想中)。同専攻では、長年の心理学教育をベースに、AI(機械)および認知科学(人)を融合した科目群を設置。文系総合大学である同大で、新しい理工系分野の学びがスタートする。

ポイント

○心理学部心理学科に人工知能・認知科学専攻を2021年4月に開設予定(設置構想中)
○大学創立から50年以上の心理学教育・研究の実績をベースに、人の知能メカニズムとAIを融合
○入学定員40人、一般入試では数学と英語が必須

データサイエンスおよび人工知能(AI)を応用できる人材への需要が高まっている。こうした中、追手門学院大学は1966年の大学創立時から心理学の教育・研究に取り組みんできた関西私大4番目の歴史と、50にもおよぶ心理学の講義科目をカバーしてきた実績をベースに、人の知能メカニズムと AIをつなぐ新しい理工系分野の学びをスタートさせる。

具体的には、AI(機械)および認知科学(人)それぞれの視点から学びを展開。前者は「画像・映像メディア」「言語メディア」「機械学習・データサイエンス」の3分野を、後者は「思考・意思決定」「身体性認知・制御」の2分野を設けて基礎・基幹・展開科目を開設するほか、それぞれの分野ごとに専任教員を配置する。

例えば、基礎科目は「プログラミング演習」「統計数学」など情報技術に関するもの、基幹科目は「画像・映像処理概論」「機械学習アルゴリズム」など分野に応じたものを設置する。

入学定員は40人で2021年4月の開設を予定(設置構想中)している。また入学者の選抜では、一般入試において数学と英語を必須とする。

詳細は今後、大学公式ホームページ「入試ナビ」上で発表する。

【概 要】
○名 称: 心理学部 心理学科 人工知能・認知科学専攻
○開設日: 2021年4月開設予定(設置構想中)
○入学定員: 40人
○学問領域: 人工知能(AI)に係る「画像・映像メディア」「言語メディア」「機械学習・データサイエンス」の3分野および認知科学に係る「思考・意思決定」「身体性認知・制御」の2分野