関西外国語大学のダブル・ディグリープログラムが始動 ~第1号の留学生が英語キャリア学科3年次に編入学
写真=マイアミ大学から編入学した第1号の留学生
関西外国語大学(大阪府枚方市)は、海外の協定大学からの留学生に学位を与える「ダブル・ディグリープログラム」を2019年秋学期よりスタートさせた。第1号の留学生がアメリカの協定大学であるマイアミ大学(オハイオ州)から、英語キャリア学部英語キャリア学科3年次に編入学した。
ダブル・ディグリーとは、2つの大学の学位を取得すること。関西外国語大学(以下、関西外大)の学生が海外大学に編入学し、関西外大と留学先大学の学位を取得する留学プログラムは1987年から実施してきた。
今回は、これを海外からの留学生にも拡充。対象の協定大学は、アメリカのマイアミ大学とモーニングサイド大学(アイオワ州)で、留学生は英語キャリア学部英語キャリア学科3年次に編入学し、卒業要件を満たせば関西外大と原籍大学2つの学位が授与される。
留学生が関西外大で主に履修するのは、昨年4月からスタートした「関西外大流グローバル人材育成プログラム」である。すべて英語で開講され、日本文化や国際関係、政治学、歴史、経済、ビジネスなど開講科目は60科目以上に及ぶ。グループプロジェクトやディスカッションが中心の授業スタイルで、ほとんどの授業を留学生と関西外大の学生がともに学ぶ。
これらの授業が留学生の原籍大学の卒業要件の単位として認められるということは、関西外大の教育が海外大学と同等の高い水準である証といえる。