「びわこリハビリテーション専門職大学」が設置認可

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「びわこリハビリテーション専門職大学」が設置認可

平成30年10月に文部科学省に設置認可申請をした「学校法人藍野大学 びわこリハビリテーション専門職大学」の設置について、令和元年9月6日付で文部科学大臣より「びわこリハビリテーション専門職大学」の設置認可を受けた。滋賀県初のリハビリ系四年制大学「びわこリハビリテーション専門職大学」が、令和2年4月に開学する。


国内における近年の人口動態の変化から、医療・健康・福祉を取り巻く環境も様変わりしつつあり、理学療法・作業療法の職域は、医療施設から在宅へ、また教育機関や職場を含む地域へと展開していくことが求められている。


滋賀県においても、ヘルスプロモーションを含む地域包括ケアシステムを基盤とした、小児・成人・老人・障がい者・患者・健常者が共生する地域づくりは、重要な県政の一つと位置づけてられている。


滋賀県知事は、平成27年12月2日定例会議において「今後、家庭や地域で自立した生活を送るためには、地域リハビリテーションの強化が重要な課題となっている。しかしながら、こうした支援を行うリハビリテーション専門職は、本県内において、2025年には約3,000人が必要と推計されているが、現状の1,200人と比較して、1,800人が不足することとなっている。従って、リハビリテーション専門職を中心とした医療福祉専門職を養成するための高等教育機関の設置が必要であり、滋賀県としてはリハビリテーション専門職の養成機能を備え医療介護サービスの提供体制を整えてまいりたいと考えている」と述べており、これまで以上に高い専門性を持ったリハビリテーション専門職を養成する必要性が高まっている。


医療人の養成に50年の歴史を持つ学校法人藍野大学は、これら国や地域からの社会的要請をうけ、滋賀県で唯一のリハビリ系四年制大学「びわこリハビリテーション専門職大学」を令和2年4月に開学する。


同大では、理学療法・作業療法の領域で活躍してきた教育職員をはじめ、臨床経験、教育経験豊かな教育職員が臨床実務に即した専門職教育をおこない、キャリアパスの中で新たな職域を創造できるスペシャリストを養成する。