大手前短期大学 歯科衛生学科(3年制)2020年4月に新設

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大手前短期大学 歯科衛生学科(3年制)2020年4月に新設

大手前学園(本部:大阪市中央区、理事長:福井要)は、大手前短期大学 歯科衛生学科(3年制、以下「本学科」)の設置認可申請書類を文部科学省に提出しており、8月30日、文部科学省大学設置・学校法人審議会において、判定を「可」とする答申がなされた。

近年、急速に高齢化が進み、団塊の世代が後期高齢者になる2025年問題も目前に迫っている。しかし、健康維持のために重要な歯科予防処置や保健指導などの口腔ケア業務を担当する歯科衛生士は不足しており、歯科衛生士の養成は高齢化社会において必要不可欠である。

これらの背景から、大手前学園が運営する大手前短期大学は2020年4月、歯科衛生学科をさくら夙川キャンパスに新設する。歯科衛生学科では、豊かな教養と人間性を備え、保健・医療・福祉の視点から高い知識と高度な技術を備え、広く社会貢献ができ、医療関連職種と連携し、チーム医療の推進ができる医療専門職業人としての歯科衛生士の養成をめざす。学習支援、キャリア支援、国家試験対策などさまざまな取り組みを通して、学生一人ひとりをきめ細かくサポートする。

大手前学園は、2016年に管理栄養士を目指すための「健康栄養学部」を、2019年4月には日本初のグローバル社会で活躍できる看護師の育成を行う「国際看護学部」を大手前大学に開設した。さらに、2020年に大手前短期大学に誕生する歯科衛生学科とともに、医療分野で活躍できる人材を育成することで、人生100年時代を迎える健康・高齢化社会に貢献していく。

本学科の特長

(1)就職率100%の大手前短期大学が国家試験全員合格を徹底サポート

大手前短期大学は学生に対し、入学直後から早期の意識付けに取り組み、適性や希望に応じてサポートをすることで就職率100%(※) を達成している。「全員受験・全員合格」を合言葉に、計画的な模擬試験や同大独自の国家試験対策により、歯科衛生士国家試験の受験を全力で応援する。(※)2018年5月現在

(2)歯科衛生士として働きながら大学卒業資格が取得可能

大手前学園は通信制の4年制大学があり、卒業後、歯科衛生士として働きながら、大手前大学通信教育部への編入ができる。通信制のため働きながら大学卒業資格を目指すことができるほか、患者さんと関わるときに役立つ認定心理士資格なども取得できる。

(3)臨地実習先は京都大学・大阪大学・神戸大学などの附属病院から実践的な大型クリニックまで多数

即戦力の歯科衛生士を育成するため、実習先の病院は国内有数の大学附属病院をはじめとした、高度医療機関との提携を実現した。また、在宅医療や救急医療など、さまざまな現場経験ができる地域の大型クリニックとも連携し、「医療現場に強い」歯科衛生士の養成を目指す。

■設置認可概要
【学科名称】歯科衛生学科
【修業年数】3年
【学 位】短期大学士(歯科衛生学)
【入学定員】70人
【取得資格】歯科衛生士国家試験受験資格
【設置日】2020年4月1日
【設置場所】さくら夙川キャンパス(西宮市御茶家所町6-42)

歯科衛生学科長就任予定者のご紹介

大手前短期大学 歯科衛生学科(3年制)2020年4月に新設

中村 隆志教授

大手前短期大学 歯科衛生学科
学科長就任予定・教授 中村 隆志
大阪大学卒業、歯学博士。
研究テーマは、歯科補綴学/歯科理工学。

本学科は、関西では数少ない、短期大学で歯科衛生士を養成する学科です。歯科衛生士の教員だけでなく、歯科医師の資格を持つ専任教員が、多くの基礎や専門科目の教育を担当します。さらに、京阪神の大学病院を始めとする高度な医療機関での臨地実習を通じて、最新の知識や技術を身につけた歯科衛生士の養成をめざします。

■大手前短期大学
・学長:福井洋子
・キャンパス:いたみ稲野キャンパス
・学部(学科):ライフデザイン総合学科
・学生数:417名(2019年5月現在)