昭和女子大学にテンプル大学ジャパンキャンパスの受け入れ準備整う
新キャンパス前で記念撮影をする坂東眞理子理事長・総長、ブルース・ストロナクTUJ学長=写真
昭和女子大学の西キャンパスに建設中だった、テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)校舎が完成し、8月5日、坂東眞理子理事長・総長、ブルース・ストロナクTUJ学長らが出席して竣工式が行われた。
竣工式で坂東理事長・総長は「昭和女子大学にとって大変画期的な、グローバル化への新しいステージに歩み出した。近隣の方々のご協力やご理解があってこそできたことで、感慨無量。日本やアメリカ、さらには地球に役立つ人材をここから送り出したい」と、関係者の尽力に感謝した。
設計監理を担当した古橋建築事務所の古橋祐所長は「まさに、人種のるつぼである。るつぼは耐熱容器だ。様々の人の思いがここで熱くヒートアップし、新しい何かが育っていってほしい」と新キャンパスへの期待を込めてあいさつした。
施工者を代表して、浅野和茂東急建設副社長は「世界中の若者が手をつないで、育つ。それが日本でできるのが本当に楽しみ」と語った。
式典後、キャンパスツアーが実施され、ストロナクTUJ学長の案内で開放的で先進的なキャンパスが披露された。
ストロナクTUJ学長は「日米の大学がキャンパスを共有するということは、日米教育で最も大きな出来事。日本・アメリカそして世界中の学生たちに最大限活用されるよう、皆様に約束したい」と宣言した。
TUJは現在の南麻布から8月中に移転し、9月から西キャンパスで授業を開始する。