文教大学が2020年4月、教育学部を改組
~子どもの学びをつなぐ、教育のスペシャリストを育成
文教大学は、2020年4月に教育学部を改組。「心理教育課程」を「発達教育課程」に改組し、既存の「学校教育課程」との2課程体制となることで、子どもの発達の多様性、教育制度や教科内容の連続性を理解し、“学びをつなぐ”教育のスペシャリストを育てる。
- 【本件のポイント】
- ・文教大学教育学部が2020年4月に改組し、「発達教育課程」を設置。
・「小1プロブレム」「中1ギャップ」といった”教育の連続性”をめぐる教育課題や、子どもを共生社会の担い手へと導く社会希求に対応できる教育者を育成していく。
文教大学教育学部は1969年に、私立大学初の教員養成を主目的とした学部として開設され、以来10,000人以上の卒業生を教育界に送りだしてきた。
現在、教育界では「小1プロブレム」や「中1ギャップ」など、学校環境の変化に起因する問題が生じており、教育制度を”つなぐ”ことが課題となっている。また、子どもを共生社会の担い手へと導くため、発達や個性の違いを越えて子ども同士を”つなぐ”ことも求められている。
文教大学は、これらの社会希求に対応できる教育者を育てるため、2020年4月より教育学部を再編する(2019年6月25日 文部科学省へ設置届出済)。
既存の「心理教育課程」を改組した「発達教育課程」には、「特別支援教育専修」「初等連携教育専修」「児童心理教育専修」「幼児心理教育専修」の4専修を設け、子どもの発達の多様性と連続性を理解して”学びをつなぐ”教育者の育成を、「学校教育課程」ではカリキュラム改訂を行い、教科指導を中核に小・中・高の”学びをつなぐ”教育者の育成を強化する。
総じて、教育学部では子どもの学びをつなぎ、子どもを”未来社会の担い手”へと導く教育者を育てていく。
教育学部 概要
■課程・専修 (2課程13専修)
学校教育課程(国語・社会・数学・理科・音楽・美術・体育・家庭・英語)
発達教育課程(特別支援教育・初等連携教育・児童心理教育・幼児心理教育)
■定員
学校教育課程:200名 発達教育課程:150名
■取得可能な免許・資格
学校教育課程:小学校教諭一種免許、中学校教諭一種免許、高等学校教諭一種免許、学校図書館司書教諭
発達教育課程:保育士資格、幼稚園教諭一種免許、小学校教諭一種免許、学校図書館司書教諭、特別支援学校教諭一種免許「知覚障害者」「肢体不自由者」「病弱者」の領域、認定心理士申請資格
※発達教育課程は教職課程認定申請中です。文部科学省による審査の結果、予定している教職課程の開設時期が変更となる可能性があります。
・文教大学教育学部改組特設サイトURL
https://www.bunkyo.ac.jp/faculty/education/ (2019年7月24日公開予定)
文教大学教育学部改組告知チラシ