桜美林大学が「航空・マネジメント学群」を2020年4月開設へ
国内の大学初、「航空管制コース」「整備管理コース」「空港マネジメントコース」を設置
学校法人桜美林学園(東京都町田市)が文部科学省に申請していた、桜美林大学の新学群「航空・マネジメント学群」(入学定員140人、収容定員560人)の開設が6月28日に認められた。
同大は、2008年にパイロットを養成する「フライト・オペレーションコース」を開設。現在まで100人を超えるパイロットを輩出し、パイロット不足解消の一翼を担ってきた。一方で、2030年問題、旺盛な航空機の需要予測、進む空港の民営化など、これらを支える航空の人材育成が急務となっている。パイロット養成のみならず、更なる航空界への貢献を目指して「航空・マネジメント学群」を開設する。
この新しい学群では、「フライト・オペレーションコース」に加え、国内の大学としては初の教育課程となる「航空管制コース」「整備管理コース」「空港マネジメントコース」を新たに設置。高度な専門性を備えた「航空各分野のプロフェッショナル」の育成を目指す。
航空・マネジメント学群とは
航空に特化した高い専門性を修得することができる学群。高まる航空需要を支えるため、4つのコースで「高度な専門性と卓越した英語力を備えた航空各分野のプロフェッショナル」を育成する。
- (1)「フライト・オペレーション(パイロット養成)コース」 エアラインパイロットを養成
(2)「航空管制コース」 航空管制の知識が必要な職域に携わる人材の育成
(3)「整備管理コース」 航空機や装備品整備の品質、技術、生産管理を行う整備管理業務のプロを育成
(4)「空港マネジメントコース」 民営化が進む空港の管理、運用や経営に携わる人材を育成
・専門性の高い知識、確かな英語力を備えた航空の各分野のプロフェッショナルの育成が目標。
・専攻するコースに関係なく、航空に携わる者にとって共通の知識となる国際法、国内法、航空機、飛行、運航の基礎等を学んだ上で、それぞれの専攻科目を学ぶカリキュラムを組んでいる。
・航空管制、整備管理、空港マネジメントでは、2年次秋学期には海外研修を必修として、将来このフィールドで働く上で必須の知見と英語力を強化する。
・フライト・オペレーションでは、2年次秋学期から3年次秋学期までの1.5年間を、米国において操縦訓練等の専攻科目の学修を行う。
・キャンパスは桜美林大学多摩アカデミーヒルズ(東京都多摩市)となる。
●航空・マネジメント学群HP
https://www.obirin.ac.jp/academics/aviation_management/