横浜市立大学が2020年4月、日本初の「ヘルスデータサイエンス大学院」を開設予定
公立大学法人横浜市立大学(学長: 窪田吉信)は2020年4月に、日本で初めてヘルスデータサイエンスに特化した大学院「ヘルスデータサイエンス専攻」を開設する(設置届出済)。
世界でも例を見ないスピードで少子超高齢化社会を迎えたわが国において、社会福祉関連予算は国家予算の膨大な割合を占めており、今後も当該予算の規模が膨張していくのは必至の状況となっている。現行の医療制度の持続可否を含め、予防・医療・介護領域(以下、ヘルス領域)の諸課題を解決することは、国民にとっての最大規模・最優先の課題の一つである。
幸いにも近年はヘルス領域のビッグデータが集積されるようになり、それらを利活用できる機会が提供されるようになったが、データを解析することにより新たな価値創造ができる専門人材は極めて限られているのが現状。この点は国全体の課題であると認識されている。
このたび横浜市立大学は、ヘルス領域の専門性を有する方にデータサイエンスの知見を融合させる「ヘルスデータサイエンス専攻」を設置。医学部とデータサイエンス学部を併せ持つ国内唯一の大学として、わが国のヘルス領域におけるデータサイエンス人材の育成をリードする。
ヘルスデータサイエンス専攻 概要
・研究科名称: 横浜市立大学大学院データサイエンス研究科*
・専攻名: ヘルスデータサイエンス専攻(博士前期課程)
・学位: 修士(ヘルスデータサイエンス)
・入学定員: 12名
・キャンパス: 横浜中心部(東京・品川・新宿等の都内主要駅から30~40分圏内)にサテライトキャンパスを設置予定
*データサイエンス研究科は、ヘルスデータサイエンス専攻とデータサイエンス専攻(統計学、機械学習、計算機科学等の数理面を重視しながら、実社会の幅広い分野で活躍するデータサイエンス人材の育成を目指す)の2専攻からなる。
人材育成の目標
ヘルスデータサイエンス専攻は、ヘルス領域の専門知識を有する方がデータサイエンスのリテラシーを学ぶことにより、個人・病院・政策の各レベルにおいて、データベース等を活用しながら、ヘルスサービスやそれを取り巻く環境の最適化や効率化に寄与する人材となることを目指している。
※詳細については添付のPDFをご覧ください
横浜市大記者発表資料