京阪電車「深草」駅が駅名変更、10月1日に 「龍谷大前深草」駅誕生
深草駅(概観)=写真
・京阪電車「深草(ふかくさ)」駅(京都市伏見区)は2019年10月1日(火)、駅から徒歩3分に位置する龍谷大学の略称を付加した「龍谷大前深草(りゅうこくだいまえふかくさ)」駅に名称を変更。
・駅名変更にあわせて、学生が中心となって深草の歴史や名所を探求し、地域の方をはじめ、多くの方々に深草の魅力を伝えるプロジェクトを開始予定。
・2020年春には、現在建設中の龍谷大学内施設に一般利用可能なレストランも設置予定。いっそう地域住民の皆様に開かれた大学を目指す。
学校法人龍谷大学 (本部:京都市伏見区、学長:入澤 崇)と京阪電気鉄道株式会社(本社:大阪市中央区、社長:中野道夫)は、地域と大学の連携強化を目的に協議を重ね、2019年10月1日(火)から龍谷大学深草キャンパスの最寄り駅(徒歩3分)である京阪電車「深草(ふかくさ)」駅の駅名を、新たに「龍谷大前深草(りゅうこくだいまえふかくさ)」駅に変更することで合意した。
同大と京阪電鉄は、2011年から深草駅の安全性向上を目的に協議を重ねてきた。2016年3月にはホーム拡張、バリアフリー化の整備を含めた新駅舎が竣工された。
また、同大ではこれにあわせて、深草キャンパス周辺の安心、安全、綺麗なまちづくりに寄与するいくつかの取り組みを進めてきた。その際、両者は相互のもつ知的資源や地域資源を活用して、地域のさらなる活性化に取り組むことを目的に覚書を締結している。
このたびの駅名変更はその取り組みの一つであり、また同大の創立380周年を機に実現したもの。歴史ある深草の地名を残しつつ、1960年の深草キャンパス設置から、地域とともに約60年の歴史を重ねてきた龍谷大学の名称が駅名に付加されることになった。
今回の駅名変更にあわせて、今後、学生が中心となって深草の歴史や名所を探求し、地域の方をはじめ多くの方々に、深草の魅力を伝えるプロジェクトを進めていく予定である。また、2020年春には現在建築中である龍谷大学内施設に一般の方が利用できるレストランも設置し、いっそう地域住民の皆様に開かれた大学を目指していく。
「龍谷大前深草(りゅうこくだいまえふかくさ)」駅
主に周辺住民の方々が利用されるとともに、同駅から徒歩3分以内に位置する同大関係者が利用している。歴史ある深草の地名を残しつつ、龍谷大学の名称を加えてもらうことで、分かりやすい駅名を実現させ、地域とさらに連携したまちづくりを目指す。
【これまでの地域貢献の取り組み】
龍谷大学では地域や行政と連携し、深草キャンパス周辺の安心・安全・綺麗なまちづくりを目指して、深草駅舎の整備にあわせて、以下の取り組みを推進してきた。
- ・京都市立砂川小学校北側の外堀付近の電柱等を通路外に整備し、歩行しやすい道路を実現
・龍谷大学深草キャンパス東門付近の横断歩道に位置する信号機の歩行時間の延長
・龍谷大学深草キャンパス北側の本学校地2メートルを歩道として設置し、植栽による景観整備を行い、地域住民の方が歩行しやすい道路を実現
・地域住民との交流の場となるカフェ(スターバックスコーヒー)を龍谷大学深草キャンパス東門の西側に設置
・京都府警察学校南側の外堀をペインティング整備し空間としての美観を創出
【京阪線 深草駅について】
・開設日: 1910年4月15日
・所在地: 京都市伏見区深草ススハキ町38番地
・乗降客数: 13,052人/日(2018年旅客実態調査)