神戸松蔭大学(兵庫県神戸市)は、文化庁と日本芸術文化振興会が実施する「文化芸術活動基盤強化基金」の「クリエイター等支援事業(育成プログラム構築・実践)」に採択され、2026年4月よりファッション・ハウジングデザイン学科に「IPプロデュースコース」を新たに設けることを発表した。この事業は、マンガやアニメ、映画、音楽、デザインなどの分野で、大学や専門機関が企業・団体と連携し、将来のクリエイターや専門人材を育てる取り組みを3年から5年にわたり支援するものである。
今回設置される「IPプロデュースコース」では、作品やブランドなどの知的財産(IP)を育て、さまざまなメディアで展開し、ビジネスとして広げていく力を養う。具体的には、企画や制作、メディアミックス、流通の仕組みづくり、発信のためのプラットフォーム開発などについて学び、プロデュースと経営の視点を兼ね備えた人材を育成する。さらに、企業や自治体との連携のもと、世界最大級のBtoB国際展示会に出展するなど、実際のビジネスの現場で国際的な経験を積む機会も用意されている。