立教大学法学部が2021年4月「法曹コース」を開設 ~慶應義塾大学、早稲田大学および中央大学の各法科大学院と法曹養成連携協定を締結
写真=中央大学大学院法務研究科 小林明彦研究科長(写真右)と小川学部長
立教大学法学部(東京都豊島区、学部長:小川 有美)は、2021年度に法学科内に「法曹コース」を開設する。
また、これに先立ち慶應義塾大学大学院法務研究科、早稲田大学大学院法務研究科および中央大学大学院法務研究科の3つの法科大学院と法曹養成連携協定を締結した(大学名は締結日順)。本連携協定により、同コースに在籍する学生は連携先の法科大学院を特別枠で受験することができる。
2017年度に、立教大学は大学院法務研究科(法科大学院)の2018年度以降の募集を停止することを発表した。このため、立教大学法学部は、法曹(裁判官・検察官・弁護士)を目指す学生の支援体制の整備を目的とした「法曹コース」を2021年度より法学科内に開設することとした。
同コースは2年次進級時に20名を選抜。少人数で実践的なカリキュラムにより、法律文書作成能力や具体的な事案解決能力を涵養する。専用の学習場所を提供するほか、指定の条件を満たせば3年次修了時に学部を卒業して他大学の法科大学院に進学できる「早期卒業制度」が利用可能となるなど、司法試験の合格を目指す学生を支援する新しいコースである。
今回の連携協定により、同コースを卒業する学生は、予備試験の受験や他の法科大学院を受験しての進学という選択肢に加えて、連携先の法科大学院を特別枠で受験することもできるようになる。
- ◆法曹コースの概要
- ○名 称: 立教大学法学部法学科法曹コース
○募集人員: 20名
○募集方法: 4月時点で法学部法学科2年次に在籍することとなる者が申請し、選抜を実施する
○開設時期: 2021年4月
- ◆連携の概要
- ○連携先および締結日:
慶應義塾大学大学院法務研究科(10月20日締結)
早稲田大学大学院法務研究科(10月30日締結)
中央大学大学院法務研究科(11月25日締結)
※大学名は締結日順。慶應義塾大学大学院法務研究科および早稲田大学大学院法務研究科との締結式はオンラインで実施