摂南大学枚方キャンパスに「農学部棟」が完成 ~ライフサイエンスキャンパスの特長を打ち出す
写真=完成した枚方キャンパス農学部棟[8号館](摂南大学北口バス停方面から)
摂南大学(大阪府寝屋川市)枚方キャンパスに農学部棟となる8号館などが完成し、1月31日、竣工式を行った。8号館は地上3階建て・塔屋1階建てで、延べ床面積約18,000平方メートル(テニスコート70面分)の規模。2018年8月から工事を開始し、1年6カ月かけて完成した。
8号館は4月に開設する農学部が入る棟で、将来約1400人の学生が学ぶ予定。教室のほかに温度、湿度などを制御できる植物培養室や、最新の調理機で約100食分の調理を実践的に学ぶことができる給食経営管理実習室、学生食堂なども入る。
このほか、体育館や実習などで利用する温室(ガラスハウス)、ビニールハウスなども完成。4月からの農学部開設により、枚方キャンパスは「食・バイオ・医療・健康」をテーマに農・薬・看護学部が連携教育・研究を行う「ライフサイエンスキャンパス」の特長を打ち出す。
定礎式では、建物の安泰と繁栄を祈願した設計書や本年度の行事予定表、当日の朝刊などを建物に収納し、定礎板で蓋をした。
式典終了後、荻田喜代一学長は「枚方キャンパスでの農学部のスタートとともに、本学の教育理念である『自ら課題を発見し、解決できる人材』をさらに育てていきたい。そして、SDGsが掲げる地域社会および地球規模の持続可能な開発目標の達成に寄与する教育・研究を推し進めていく」と今後の抱負を語った。