写真提供=国際教養大学
多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。大学通信では、全国の進学校の進路指導教諭を対象に、おすすめの大学についてアンケートを実施。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計し、ランキングを作成した。2025年は約3000校に調査を行い、751校から回答を得た。今回は「小規模だが評価できる大学ランキング(全国編)」だ。
1位は国際教養大学で522ポイント。グローバルリーダーの育成を目標に、リベラルアーツ教育に取り組む大学だ。1学年の定員は175人で、1科目あたりの平均登録学生数は約17人。カリキュラムの全てを英語で行う少人数教育により、英語で学び、自身を語り、他者と協働する力を養っている。学生と専任教員の比率は13:1。学生数20人未満の授業の割合が73.0%にも達する一方で、学生数50人以上の授業はわずか1.9%のみ。教員と学生のコミュニケーションの機会を増やすことで、自ら考え、意見を主張できる能力を磨いている。すべての学生に専任教員がアドバイザーとして選任されて学業や学生生活をサポートする「アカデミック・アドバイジング・システム」など、きめ細かなサポート体制も魅力だ。
2位は武蔵大学で242ポイント。創立時から「ゼミ(ゼミナール)」を中心として「自ら調べ自ら考える」力を養う徹底した少人数教育を行ってきた大学だ。平均13人の少人数で行われるゼミは毎年約400種類を開講。すべての学生が1年次からゼミや少人数形式の授業で学び、対話を通じて物事の本質を見極め、追究していく。興味のある分野について段階的に知識を深めることができる環境だ。こうしたゼミ教育の発展型となるのが、異なる専門性をもつ複数学部の学生がひとつのチームをつくって取り組む「学部横断型ゼミナール・プロジェクト」だ。協力企業が直面する社会課題に対し、学生自らが課題を発見し、解決方法を考察。協働の大切さを理解するとともに、多様な視点やリーダーシップ、自主性を磨いている。
3位は国際基督教大学で208ポイント。2年次の終わりに31の専修分野から専門を選択する「メジャー制度」が特徴の、リベラルアーツ教育を実践する大学だ。文理の枠を超えた幅広い学びの基盤の上に専門を深めることで、多分野の知識を統合した創造的な人間力を養っている。専任教員一人あたりの学生数は約18人。献学時から少人数教育を貫いているのは、「リベラルアーツ実現のための必須条件=少人数教育」との考えがあるからだ。授業は教員が一方的に話す講義形式ではなく、ディスカッション・対話を中心に進行。学生には積極的な参加が求められる。授業終了時には学生が「コメントシート」と呼ばれる質問表に質問や意見を書き込むことができるほか、オフィスアワーを活用して授業内容への質問や専門分野への助言を求めることも可能だ。
-
<表の見方>
全国約3000高校を対象にアンケートを行い、751校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
学校名の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。
<関連記事>
進路指導教諭が評価する大学ランキング2025
面倒見が良い大学【全国編】
就職に力を入れている大学【全国編】
教育力が高い大学【全国編】
グローバル教育に力を入れている大学【全国編】
小規模だが評価できる大学【女子大学編】
小規模だが評価できる大学【関東・甲信越編】(東京除く)
小規模だが評価できる大学【東京編】


