写真=東北大学
多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。大学通信では、全国の進学校の進路指導教諭を対象に、おすすめの大学についてアンケートを実施。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計し、ランキングを作成した。2025年は約3000校に調査を行い、751校から回答を得た。今回は「改革力が高い大学ランキング(全国編)」
1位は東北大学で674ポイント。1907年の創設以来、「研究第一」「門戸開放」「実学重視」を建学の理念に掲げ、世界水準の研究教育を展開する大学だ。「インパクト(未来を変革する社会価値の創造)」「タレント(多彩な才能を開花させ未来を拓く)」「チェンジ(変革と挑戦を加速するガバナンス)」という3つのコミットメントのもと、研究・教育のシステム改革や、学内の経営運営体制の変革を推進。このような改革姿勢も評価され、2024年には初の「国際卓越研究大学」として認定を受けている。日本で初めて女子学生を受け入れた歴史を持つ大学でもあり、学内には「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DEI、多様性・公平性・包括性)推進センター」や「工学系女性研究者育成支援推進室」、国内最大級の保育所などを設置。ダイバーシティの推進にも先進的に取り組んでいる。
2位は東京科学大学で310ポイント。3位は近畿大学で304ポイント。
3位の近畿大学は2025年に100周年を迎えた「実学教育と人格の陶冶」を建学の精神とする大学だ。次の100年にも社会に必要とされる私立学校となるために、「常に革新的である」「社会の役に立つ」「期待され応援される」という行動指針のもと、さまざまな改革に取り組みながら、独自性の高い特色ある教育・研究活動を推進している。これまでも日本初となる入試の完全ネット出願への移行や、全学生に1年間の留学を必修化した国際学部の設置など、数々の先駆的な試みを実施。受験生からの評価も高く、一般選抜志願者数は2024年度まで11年連続で全国1位となった。2025年には医学部および近畿大学病院を新築移転して「おおさかメディカルキャンパス」を開設。2026年には同キャンパスに看護学部が新設され、さらなる高度医療の発展と地域医療への貢献を目指している。
4位は早稲田大学で301ポイント。誰も正解を知らない人類の課題に対して自分なりの解決策を考え抜くための「たくましい知性」と、グローバルな課題に対峙するための「しなやかな感性」を兼ね備えた人材を育成するために、さまざまな教育改革を推進している大学だ。グローバル教育では、目的や期間にあわせて自分に適したプランを選べる多様な留学制度を整備。8000人を超える外国人留学生を受け入れることで、多様な価値観を持つ学生同士が交流できる環境も学内に創出してきた。また、専門知識と絡めたデータ活用が求められている実態を踏まえ、文理問わずデータサイエンス教育を重視する改革を進めているのも特長の一つ。ビッグデータ解析や統計学を扱う「データ科学入門」をはじめとするデータ科学関連科目は、現在では1万8700人以上の学生が履修するようになっている。
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<表の見方>
全国約3000高校を対象にアンケートを行い、751校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
学校名の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。
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