写真=国際基督教大学(ICU)
多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。大学通信では、全国の進学校の進路指導教諭を対象に、おすすめの大学についてアンケートを実施。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計し、ランキングを作成した。2025年は約3000校に調査を行い、751校から回答を得た。今回は「グローバル教育に力を入れている大学ランキング(東京編)」だ。
1位は国際基督教大学(ICU)で438ポイント。キリスト教精神に基づき、世界平和に貢献する人材育成を目指して1953年に献学。以来、人種、国籍、宗教を問わず世界に門戸を開き、日本語と英語による「日英バイリンガリズム」を軸に、少人数での対話を重視した「リベラルアーツ教育」を実践している。キャンパスには10棟の学生寮が点在し、留学生を含む全学生の3分の1にあたる約900人が暮らす。世界50カ国以上の国や地域から学生が集い、教員の38.6%が外国籍で、日本人教員も約9割が海外での教育・研究経験者だ。こうした環境での大学生活を通して、日本にいながらさまざまな価値観に触れ、自身の世界を広げることができる。また、海外への留学プログラムも充実し、留学先は41か国・地域の約100大学にわたる。
2位は上智大学で369ポイント。建学の理念「叡智が世界をつなぐ」のもと、国や言語、文化を越えた多様な背景を持つ学生や教員がワンキャンパスに集い、グローバル課題に取り組んでいる。また、国際貢献できる力を養う幅広いカリキュラムを構築。国際協力、ビジネス、メディアなどの講義科目を開講し、協定を結んだ実習先(グローバル企業や国際機関の日本代表部、各国大使館など)でのインターンシップ、世界約80か国300を超える交換留学協定校で学ぶ留学プログラムのほか、海外大学とオンラインで交流するCOIL*1科目などを推進している。さらに、英語による学位取得プログラム「Sophia Program of Sustainable Futures(SPSF)」を6学科*2に設置。「持続可能な未来」についてグローバルな視点で取り組むことができる。
*1:Collaborative Online International Learningの略
*2:総合人間科学部教育学科・社会学科、経済学部経済学科・経営学科、総合グローバル学部総合グローバル学科、文学部新聞学科
3位は東京外国語大学で214ポイント。152年の歴史を持つ同大は、現在「言語文化」「国際社会」「国際日本」の3学部と「総合国際学研究科」を設置。主専攻語として15地域28言語を学ぶことができるほか、主専攻以外で学べる52言語と合わせると計80言語のカリキュラムを展開している。キャンパスには80か国・地域から約690人の留学生が訪れ、68の国・地域の187大学と協定を締結。2023年度は、578人が短期留学、817人が長期留学に挑戦し、計1395人の学生が留学を経験した。また、入学後に全学生が履修する「世界教養プログラム」や、留学前準備としても活用できる「グローバル人材育成プログラム(GLIP)」など、語学力や教養を磨きながら外国への理解を深める独自のプログラムも用意している。
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<表の見方>
全国約3000高校を対象にアンケートを行い、751校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
学校名の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。
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