写真=昭和女子大学
多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。大学通信では、全国の進学校の進路指導教諭を対象に、おすすめの大学についてアンケートを実施。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計し、ランキングを作成した。2025年は約3000校に調査を行い、751校から回答を得た。今回は「就職に力を入れている大学(女子大学編)」だ。
1位は昭和女子大学で46ポイント。「キャリア教育/キャリア支援プログラム/社会人メンター制度」を3本の柱に、学生のキャリアデザインを支援している。キャリア教育は1年次から始まり、生き方や働き方を設計する力を養うカリキュラムを提供。キャリア支援プログラムでは就職活動支援講座や個別面談、ライティングサポートを実施し、2024年度の面談件数は8227件だった。進路や就職に関する相談や書類の添削、面接対策などの指導など相談内容はさまざまだ。さらに、独自の支援制度である社会人メンターには、幅広い分野で活動する社会人女性約360人が登録し、学生の相談に応じている。なお、2025年3月卒業生の実就職率は96.0%で、全国女子大2位、全国国公私立大8位となった*。
*大学通信調べ。卒業生数1000人以上の大学
2位は北海道武蔵女子大学で23ポイント。3位は東京女子大学と日本女子大学が21ポイントで並んだ。
3位の東京女子大学のキャリア・センターでは、学生が自分の理想に合う生き方を見つけられるように、年間150回を超えるプログラムを実施。学科や専攻単位で担当の職員がつき、学生一人ひとりに合わせた支援を行うほか、予約制でキャリアカウンセラーに個別相談ができるなど、安心して就職活動に臨める体制を整えている。また、さまざまな分野で活躍するOGによる就職セミナーやAIの活用など、伝統と革新を両立したキャリア支援が強みだ。2025年3月卒業生の就職率は99.6%で、9年連続で99%以上の結果となったほか、学生の就職先への満足度も88.7%(5段階評価で4以上の割合)と高水準を維持している。さらに「2025年著名400社実就職率」では、全国の女子大で第2位となった*。
*大学通信調べ
同じく3位の日本女子大学は1901年の創立以来、女性のための高等教育機関のパイオニアとして、有為な人材の育成に取り組んできた。少人数による教育を徹底し、学生一人ひとりの主体的な学修活動(アクティブラーニング)を教員が支援するカリキュラムを通して、創立者・成瀬仁蔵が掲げた教育方針「自学自動(自ら学び自ら行動する姿勢)」を体得するための教育を展開している。キャリア支援においては、1年次から段階的に就職ガイダンスや各種講座を開講し、学生には随時アンケートを行いながら個別相談など一人ひとりの状況に応じたサポートを実施。卒業生による支援体制が整っていることも特長で、多種多様な分野で活躍する卒業生が協力して行われる相談会は、毎年就活生から好評を得ている。
5位は共立女子大学で17ポイント。「女性の自立と自活」を建学の精神に、実学教育を軸に革新的な女子教育を追求してきた。他者と協働する力を育む「リーダーシップ」教育を推進し、全学共通のリーダーシップ開発プログラムや、産学連携で行う課題解決型の授業などを通して、これからの社会に必要なスキルを磨き、チームでの問題解決にポジティブな影響を与えることのできる人材を育成している。就職支援では、キャリアカウンセラーが常駐して学生全員に面談を行うほか、就活状況把握のために電話がけも行い、学生が納得できる進路選択ができるように丁寧な支援を実施。卒業時の学生アンケートでは、卒業時の満足度が97%、卒業3年後の満足度は94%と高水準を維持している。
-
<表の見方>
全国約3000高校を対象にアンケートを行い、751校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
学校名の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。
<関連記事>
進路指導教諭が評価する大学ランキング2025
面倒見が良い大学【全国編】
面倒見が良い大学【女子大学編】
就職に力を入れている大学【全国編】
教育力が高い大学【全国編】
小規模だが評価できる大学【女子大学編】


