写真=昭和女子大学
多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。大学通信では、全国の進学校の進路指導教諭を対象に、おすすめの大学についてアンケートを実施。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計し、ランキングを作成した。2025年は約3000校に調査を行い、751校から回答を得た。今回は「面倒見が良い大学(女子大学編)」だ。
1位は昭和女子大学で62ポイント。昨年と同様に「グローバル教育に力を入れている大学」「改革力が高い大学」「入学後、生徒を伸ばしてくれる大学」「就職に力を入れている大学」の項目でも全国女子大1位を獲得した。グローバル教育を軸とした教育改革や実就職率の高さなど、さまざまな点から評価される同大だが、学生への丁寧な指導も特色の一つ。キャリア支援では、教職員以外の社会人女性約360人が学生の相談に対応する「社会人メンター制度」など、きめ細かなサポート体制を用意。自前の海外キャンパス「昭和ボストン」では、日本とアメリカの教職員が連携した指導・支援が行われており、海外で学ぶ最初のステップとして安心して飛び込める学習環境が整っている。
2位は神戸女学院大学で29ポイント。同大の教育の特色の一つに「少人数教育」が挙げられる。授業の約7割が1クラス20人以下で実施され、一人ひとりに応じた丁寧な指導が行われている。少人数のため学生が発言する機会も多く、コミュニケーション力が養われるほか、実験や実習も全員が参加できる環境がある。また、文系・理系・音楽が学べる総合大学の利点を生かし、学科を越えて学べるカリキュラムがあることも魅力の一つ。個々の興味・関心に合わせて多様な分野を学ぶことで教養を深め、将来の可能性を広げることができる。さらに、期間や目的に応じたさまざまな留学・研修プログラムも豊富で、学費の4分の3が免除されるプログラムもある。
3位は十文字学園女子大学と東京女子大学が26ポイントで並んだ。
十文字学園女子大学は、学園創立から100年以上の歴史を持ち、各分野のスペシャリストとなるための力を養う学科構成で、実社会で活躍できる人材を輩出している。実学や少人数教育を重視し、インターンシップやフィールドワークなど実践的なカリキュラムを充実させるほか、教職員による手厚い支援も魅力だ。基礎学力の向上や就職・資格取得などへの対策支援を行う学修支援センターをはじめ、学生の日々の学びと成長を支援する体制が整っている。また、教育改革も進めており、2027年度には現行の社会情報デザイン学部、人間生活学部、教育人文学部を発展的に改組して「現代社会学部」「食健康科学部」「教育学部」「心理学部」「文学部」を開設する予定だ*。同時に、幅広い力を養うための学部横断科目・副専攻制度の導入、教育DXの推進などにも取り組んでいく。
*設置構想中
東京女子大学は、開学から100年以上にわたり、キリスト教精神に基づくリベラルアーツ教育を展開。英語表記のTokyo Woman’s Christian Universityでは女性が単数形で表記されている。ここに、学生一人ひとりを大切に育てたいという思いが込められている。授業は個々の興味・関心を深められるように、少人数クラスを基本としている。討論や発表などを行う演習形式の授業で多様な意見と向き合い、自ら学び考える力を養う。また、異なる学問領域の教員2名が1つの科目を担当する「知のかけはし科目」では、対話を取り入れながら授業を展開。文系・理系の枠組みだけでなく、さまざまな専門領域の壁を越えた対話や議論を通して、問いに対する「正解」を導き出すよりも「どのように考えるか」を重視している。
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<表の見方>
全国約3000高校を対象にアンケートを行い、751校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
学校名の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。
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