写真=武蔵大学
多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。大学通信では、全国の進学校の進路指導教諭を対象に、おすすめの大学についてアンケートを実施。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計し、ランキングを作成した。2025年は約3000校に調査を行い、751校から回答を得た。今回は「面倒見が良い大学ランキング(東京編)」だ。
1位は武蔵大学で183ポイント。16年連続でのトップとなった。4年間必修のゼミを軸とした少人数教育は「ゼミの武蔵」として知られている。一人ひとりに丁寧な指導ができることが少人数教育のメリットの一つだが、同大ではそれがキャリア支援にも生かされている。キャリア支援センターには、キャリアコンサルタントの有資格者など経験豊富な職員が常時在籍し、就職活動が本格化する3年次には全員に個別面談を実施。学生が主体的に自らの進路を考え、決定できるよう指導している。また、大学図書館やラーニングコモンズ、2025年に完成した新2号館など、ゼミをはじめさまざまな活動に利用できるスペースを増やし、学生が快適な学生生活を送るための施設の充実化を図っている。
2位は明治大学で89ポイント。文系7学部、理系2学部の計10学部28学科を擁する大規模総合大学だが、全学部の授業科目のうち履修人数が30人未満の科目が半数を超えるなど、少人数教育を実現。10〜20人程度で行われるゼミ形式の授業も1・2年次からスタートし、学生が主体的に学ぶアクティブ・ラーニングを積極的に導入している。また、性別や障がい、性的指向や性自認、国籍、人種など、多様な背景を持つ学生が互いに尊重し合い、自らの力を存分に発揮できるキャンパスづくりを推進。「学生相談室」「レインボーサポートセンター」「障がい学生支援室」を設置して学生の相談への対応や情報提供、授業サポートなどを行うほか、在宅性や保護者も利用できる「こころとからだの相談フリーダイヤル24」も設置している。
3位は東京理科大学で84ポイント。創立当時から「真に実力を身に付けた学生を卒業させる」という「実力主義」を貫いてきた同大では、特に「基礎をしっかり身に付けることにより応用への道に通じる」という考えのもと、基礎教育を重視している。講義と演習を組み合わせたカリキュラムで基礎学力の養成を徹底するほか、講義内容をその後すぐに演習という形でアウトプットする。これにより学んだことを再確認し、講義だけでは気づけない疑問点などを発見・解消することで、より理解を深めることができる。また、「クラス担任制」や2年生以上の専門研修を受けた学生が「学習相談室」に常駐して新入生の学習サポートを行うなど、学習支援体制も整え、学生が安心して学び、実力を高められる学習環境を提供している。
4位は産業能率大学で63ポイント。組織や企業と連携した「PBL(Project based Learning)学習」をはじめ、課題解決力の養成を柱とした先進的な教育が特色の一つだ。一方で、「自分らしい進路選択」をテーマに、1年次から4年間にわたって自分にとってのよりよいキャリア(将来)について学ぶ「キャリア設計・支援プログラム」を実施。内定を得た学生には、社会人としての心構えやその先のライフプランなどを学ぶ「就業力プログラム」を開講。社会人生活を安心してスタートできるようサポートしている。また、ゼミの教員とキャリアセンターの職員が一体となって学生一人ひとりをきめ細かに支援する「ダブルサポート体制」など、学生の成長とその後のキャリア選択を支援するさまざまな取り組みに力を入れている。
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<表の見方>
全国約3000高校を対象にアンケートを行い、751校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
学校名の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。
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