写真=大和大学
理工系1位は、実就職率99.4%の大和大・理工学部。2位は99.4%の愛知工業大・情報科学部、3位は99.2%の愛知工業大・工学部がランクイン。4位は99.0%の関西大・情報都市工学部が続いた。
※同率で順位が異なるのは、小数点2桁以下の差による。
1位の大和大・理工学部は、1学科5専攻体制の独自のカリキュラムが特徴だ。1年次の「理工学基礎セミナー」では、異なる専攻の学生が連携して、それぞれの専門知識や技術を用いて社会課題を解決するプランを作成。3年次の「理工学実践演習」でも各専攻の学生でチームを構成し、最先端の技術を活用して持続可能な社会の実現に向けたプランを作成する。こうした専門領域を超えてともに学ぶ活動を通して、幅広い知識と視野を兼ね備えた真に社会・企業が求める人材を育成している。また、日本を代表する企業と連携した実学教育や学生の挑戦を支援するチャレンジプロジェクトもある。大学院進学へのサポート体制も整え、難関国公立大の大学院進学を後押ししている。
2位の愛知工業大・情報科学部は、「コンピュータシステム」と「メディア情報」の2専攻を設置。コンピュータシステム専攻は、ソフトウェアを中心にコンピュータを総合的に学ぶ。基礎から応用まで体系的に学習を進め、Webプログラミングや組み込みプログラミングなどの最新技術を修得したソフトウェア技術者を育成している。また、メディア情報専攻は、CG、WEB、CADの技術を中心に習得。最新のICTとICTによるメディア表現などを学ぶ。同学部の拠点である八草キャンパスの14号館は最先端のICT環境を備え、学内外への情報発信に活用されている。メディア情報専攻ではハリウッド映画界でも使用されているソフトを活用するなど、日本最高水準のコンピュータ環境で学ぶことができる。
3位の愛知工業大・工学部は、創立以来の教育指標である「ものづくり」を継承し、「豊かな人間性とチャンレジ精神」を併せ持つ人材を育成するための実学教育を展開。現在は「電気」「応用化」「社会基盤」「機械」「建築」の5学科で、専門性の高い教育を実践している。学生のやる気を引き出す同大独自の取り組み「学生チャレンジプロジェクト」では今年、工学部と工学研究科の学生が水中ロボットコンペティションで部門優勝を果たした。学生チャレンジプロジェクトでは、作る場所や材料費、コンテスト参加のための資金を大学がバックアップ。プロジェクトの申請から製作までの過程を通して、専門知識や技術とともに、チャレンジ精神やリーダーシップ、フォロワーシップなどを学ぶことができる。
4位の関西大・環境都市工学部は、「建築」「都市システム工」「エネルギー環境・化学工」の3学科を設置。地球環境と調和のとれた産業・社会システムを備えた21世紀の「まちづくり」を進めるため、環境、都市デザイン、建築、社会基盤、情報、資源、エネルギー、環境化学プロセスをキーワードに、都市が抱える問題を多角的に学び、より快適な未来の都市を創造・再生できる研究者・技術者を養成する。なお、エネルギー環境・化学工学科では、2026年度入試より「女子特別入試」を導入した。同学科が扱う「化学工学」の分野は、女子学生人気が高いビジネス領域である化粧品や洗剤、医薬品、食品などの開発・製造にも応用されており、女性の研究者・技術者の養成に力を入れる方針だ。
<表の見方>
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医科・歯科の単科大などを除く全国765大学に2025年の就職状況を調査。566大学から得た回答を基に、系統別に学部実就職率上位校を掲載した。卒業生数が80人未満の小規模な学部、通信教育学部、2部・夜間主コースのみのデータは掲載していない。東京大など未回答、または未集計の大学・学部は掲載していない。大阪公立大は統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載した。
各系統は、主に学部名称により分類したため、学科構成や教育の内容が似ていても掲載していないものがある。例えば、法学科をもつ大学・学部でも学部名に「法」が付かない場合、法学系に掲載していないことがある。
実就職率(%)は、就職者数÷(卒業生数-大学院進学者数)×100で算出。同率で順位が異なるのは、小数点2桁以下の差による。大学院への進学者数が未集計の場合、実際の数値が掲載している値より高い場合がある。
文部科学省では、就職率を「就職希望者数に占める就職者の割合」で算出することを推奨しているため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。ここでは文部科学省が用いる「就職率」と区別するため、「実就職率」という表記を用いた。
設置の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。大学・学部名は現在の名称で掲載している場合がある。所在地は大学本部の所在地で学部の所在地と異なることがある。

