写真=名城大学
薬学系1位には、実就職率100.0%の東北大・薬学部、千葉大・薬学部、熊本大・薬学部がランクイン。4位は98.7%の名城大・薬学部、5位は98.4%の武蔵野大・薬学部が続いた。
4位の名城大・薬学部は、薬剤師が担うチーム医療の一員としての役割を早期から重視し、遺伝子治療やゲノム創薬といった先端の研究活動を推進。患者の病態変化を再現できるシミュレーション学習を取り入れ、薬物治療について実践的に学ぶとともに、チーム医療への意識を高めている。また、医療倫理や調剤・服薬指導・医療情報管理などの薬学専門教育、基礎と臨床をつなげる統合型薬学教育を通して、薬物治療のマネジメント能力を備えた薬剤師を育成。国家試験対策にも力を入れており、4年次からはモバイル端末を活用した学習システムを導入している。6年次には6回の模擬試験を実施。学生自ら設定した目標の達成度を確認しながら学習することができる。
5位の武蔵野大・薬学部は、入学前から卒業後までサポートする「シームレス学修支援」と、少人数での指導が特徴だ。教員と学生の距離が近く、低学年次の学修支援や研究指導、国家試験対策まで、少人数での指導を行っている。豊富な知識と経験を持つ教員との活発なコミュニケーションと手厚いフォローにより、医療人としての高い倫理観と高度な知識を備えた実践力ある薬剤師を育成している。また、「薬学キャリア教育研究センター」と「臨床薬学センター」を設置し、日々の授業支援はもちろん、薬学共用試験や薬剤師国家試験合格に向けた対策支援や就職支援も行っている。2025年3月卒業生の国家試験受験者は112人で、うち99人が合格。合格率は88.39%だった。
<表の見方>
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医科・歯科の単科大などを除く全国765大学に2025年の就職状況を調査。566大学から得た回答を基に、系統別に学部実就職率上位校を掲載した。卒業生数が80人未満の小規模な学部、通信教育学部、2部・夜間主コースのみのデータは掲載していない。東京大など未回答、または未集計の大学・学部は掲載していない。大阪公立大は統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載した。
各系統は、主に学部名称により分類したため、学科構成や教育の内容が似ていても掲載していないものがある。例えば、法学科をもつ大学・学部でも学部名に「法」が付かない場合、法学系に掲載していないことがある。
実就職率(%)は、就職者数÷(卒業生数-大学院進学者数)×100で算出。同率で順位が異なるのは、小数点2桁以下の差による。大学院への進学者数が未集計の場合、実際の数値が掲載している値より高い場合がある。
文部科学省では、就職率を「就職希望者数に占める就職者の割合」で算出することを推奨しているため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。ここでは文部科学省が用いる「就職率」と区別するため、「実就職率」という表記を用いた。
設置の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。大学・学部名は現在の名称で掲載している場合がある。所在地は大学本部の所在地で学部の所在地と異なることがある。

