写真=名古屋学芸大学
家政・生活・栄養系1位は実就職率99.0%の仁愛大・人間生活学部。2位は98.9%の尚絅学院大・健康栄養学群、3位は98.8%の名古屋学芸大・管理栄養学部がランクイン。4位は98.5%の武庫川女子大・食物栄養科学部、5位は98.2%の和洋女子大・家政学部、6位は97.8%の同志社女子大・生活科学部が続いた。
3位の名古屋学芸大・管理栄養学部は、管理栄養士としての知識とスキルを身につけるために医療領域の学びを充実させ、食と健康のプロフェッショナルとして幅広い分野で活躍できる人材を養成している。2025年3月卒業生171人の全員が国家試験を受験し、うち164人が合格。受験率は100%、合格率は95.9%だった。同学部では国家試験合格をゴールではなくスタートとしてとらえており、社会で活躍できる管理栄養士になるまできめ細かくサポート。例えば、2〜4年次のカリキュラムにキャリア支援分野を設け、「医療機関/教育機関/行政機関/福祉施設/フードサービス/食品メーカー」といった将来のフィールドに直結する科目を選択できるようにしている。
4位の武庫川女子大※・食物栄養科学部は、「食物栄養」「食創造科」の2学科を設置している。食物栄養学科は、国内有数の設備と幅広い専門領域を持つ教員を揃えた教育環境を用意。「ステップアップ教育プログラム」を導入し、段階的に専門性を高めるほか、実際の臨床現場で管理栄養士の指導のもと患者と接しながら学ぶ「臨地実習」に力を入れている。食創造科学科は、「マネジメント(販売・流通)」と「イノベーション(食品研究・開発)」の2コースを設置。1年次から食と栄養に関する基礎を学び、3年次から興味・関心に応じてコースを選択する。全ての学生が参加するインターンシップは、100社以上の企業と連携し、所属コースの履修内容に沿った企業で就業体験を行っている。
※2027年4月共学化、武庫川大学に名称変更予定
5位の和洋女子大・家政学部は、「健康栄養」と「生活環境」の2学科を設置。健康栄養学科は、身体や栄養についての専門知識に加え、高いコミュニケーション能力を兼ね備えた実践力ある管理栄養士を養成する。栄養教諭の教員免許、食品衛生管理者・監視員、NR・サプリメントアドバイザーなど、多様な資格が取得できるカリキュラムが特徴だ。生活環境学科は、既存の服飾造形学科と家政福祉学科を改編し、2026年4月に新学科としてスタートする。「服飾造形」と「家政福祉」の2コースを設置し、専門分野の「衣・食・住・福祉」と、特色ある科目「インクルーシブアート、睡眠、起業等」の他分野の学びを組み合わせて、生活を創造する力を身につける。
6位の同志社女子大・生活科学部は、「人間生活」「食物栄養科」の2学科を設置。なかでも、食物栄養科学科は「食物科学」と「管理栄養士」の2つの専攻を擁している。食物科学専攻では、食品開発プロジェクトなどの科目を設置し、豊富な実験・実習を通して実践力を磨く。また、「食品学」「調理学」「栄養学」の知識をバランスよく修得し、多様な食の価値を科学的に追究する「食」のスペシャリストを育成する。管理栄養士専攻は、京都で最も歴史が古い管理栄養士養成の伝統校だ。臨床栄養学を中心に学び、高い実践力や適応力を兼ね備えた管理栄養士を目指す。2025年3月卒業生の93人が国家試験を受験し、うち91人が合格、合格率は97.8%だった。
<表の見方>
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医科・歯科の単科大などを除く全国765大学に2025年の就職状況を調査。566大学から得た回答を基に、系統別に学部実就職率上位校を掲載した。卒業生数が80人未満の小規模な学部、通信教育学部、2部・夜間主コースのみのデータは掲載していない。東京大など未回答、または未集計の大学・学部は掲載していない。大阪公立大は統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載した。
各系統は、主に学部名称により分類したため、学科構成や教育の内容が似ていても掲載していないものがある。例えば、法学科をもつ大学・学部でも学部名に「法」が付かない場合、法学系に掲載していないことがある。
実就職率(%)は、就職者数÷(卒業生数-大学院進学者数)×100で算出。同率で順位が異なるのは、小数点2桁以下の差による。大学院への進学者数が未集計の場合、実際の数値が掲載している値より高い場合がある。
文部科学省では、就職率を「就職希望者数に占める就職者の割合」で算出することを推奨しているため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。ここでは文部科学省が用いる「就職率」と区別するため、「実就職率」という表記を用いた。
設置の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。大学・学部名は現在の名称で掲載している場合がある。所在地は大学本部の所在地で学部の所在地と異なることがある。

