写真=神田外語大学
多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の約3000高校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「グローバル教育に力を入れている大学ランキング(関東・甲信越編)」だ。
【2024年 進路指導教諭が勧める大学】
①(面倒見が良い大学)
②(就職に力を入れている大学・入学後、生徒を伸ばしてくれる大学)
1位は神田外語大学で138ポイント。「外国語学部」と「グローバル・リベラルアーツ(GLA)学部」の2学部を擁し、豊かな国際教養と実践的な語学力を身につけるカリキュラムを展開している。高い語学運用能力をベースに、各国・地域の文化や歴史、経済などを幅広く学び、真の国際教養人としての「コミュニケーション能力」「異文化理解能力」「専門性」「グローバル教養」を身につける。また、すべての学生が世界共通語として「英語運用能力」を高めることも特徴の一つ。外国語としての英語教育の修士・博士号を持つ70人以上の英語教員がその指導を担当し、少人数で行われる独自の授業では、グループワークやディスカッションを中心に「英語で考え、英語で情報を発信する能力」を育成する。
2位は千葉大学で78ポイント、3位は筑波大学で38ポイント。4位は東京国際大学で34ポイント。5位は長野県立大学で22ポイント。6位は獨協大学で19ポイント。
4位の東京国際大学は、これまでに110カ国・地域から留学生が来日。グローバルな環境で、豊かな国際感覚を育むことができる。40人を超えるネイティブ教員で構成される英語教育組織「GTI(Global Teaching Institute)」を設置し、英語教授法の修士学位を取得した教員が、1クラス10人程度の授業で、対話型のきめ細かな指導を行っている。また、留学生とともに英語で学ぶ「E-Track(English Track Program)」や、世界約270の協定校での多様な留学プログラム、より高度な英語力を磨く「グローバルコース」などを展開。キャンパス内に設置された「TIU COMMONS」や「English PLAZA」では、留学生との交流や、GTI教員と英会話を楽しめるなど、グローバル教育の拠点として活用されている。
6位の獨協大学は、1964年の創立以来、外国語を重視した国際化に対応しうる人材の育成を続けている。「語学の獨協」と定評がある外国語教育では、英語を含む15言語を全学科で学ぶことができる。英語の授業は習熟度別の少人数クラスで最適な指導を実施。学内には「ICZ(International Communication Zone)」をはじめ、語学学習支援や国際交流を促進するさまざまな施設がある。また、300を超える海外の協定校・認定校での長期留学(交換・認定)や短期留学を用意。国際センターでは、留学経験のある専門スタッフが言語圏別に個別相談に応じるほか、留学前の準備や留学後の学修サポート、授業料の免除や奨学金制度など、海外での学びを充実させるための支援体制が整っている。
<表の見方>
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全国約3000高校を対象にアンケートを行い、766校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
学校名の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。
東京科学大は東京医科歯科大と東京工業大の合計