面倒見が良い大学ランキング2024【関東・甲信越編(東京を除く)】

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面倒見が良い大学ランキング2024【関東・甲信越編(東京を除く)】

写真=聖学院大学

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の約3000高校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「面倒見が良い大学ランキング(関東・甲信越編)」だ。

1位は千葉工業大学で65ポイント。同大では、学生が安心して学ぶためのさまざまな学修サポートを用意している。総合型選抜などで早く合格した学生には、e-learningシステムを活用した入学準備プログラムを提供。入学後には新入生全員に数学・英語・物理・化学の学習状況調査を実施し、その結果から習熟度に合わせたクラスを編成する。無理なく力を伸ばしながら、大学での学びや研究のための基礎を養っている。また、各クラスの担任教員が修学に関する指導や個別相談、3・4年次の就職に関する指導を行う。学科によっては3年次から研究室に所属。指導教員が、約10人の学生に対して卒業研究や進路についてのサポートを行っている。

2位は信州大学で36ポイント。3位は筑波大学で33ポイント。4位は新潟大学と聖学院大学、神田外語大学が25ポイントでランクイン。続いて7位には、秀明大学と神奈川大学が23ポイントで並んだ。ここでは4位の聖学院大学と神田外語大学、7位の秀明大学を紹介する。

4位の聖学院大学は、半数以上の授業が20人以下で進められる「少人数教育」を軸に、「一人を愛し、一人を育む」さまざまな取り組みを推進。小規模だからこそできる面倒見の良さに定評がある。英語教育では、学生の習熟度や目的など、一人ひとりに合う自律学習支援プログラムを用意。実践的に英語を使う機会として、学科内の留学生との交流や、国内留学施設を活用した授業も行っている。また、キャリア支援の一つとして、「教職支援センター」「心理福祉学科福祉実習指導室」「子ども教育学科実習準備室」の3つの資格支援窓口を設置。幼・小・中・高の教員や保育士、公認心理師、社会福祉士、精神保健福祉士などの資格取得に向けた万全のサポート体制を整えている。

同じく4位の神田外語大学は、学生が自ら積極的に学ぶ「自立学習」に重点を置き、学生一人ひとりを支える環境づくりや取り組みを進めてきた。自立学習の中心となる施設「KUIS 8(クイスエイト、8号館)」をはじめ、「SALC(サルク、Self-Access Learning Center)」には、あらゆる学びの形に対応する学習スペースを備えている。SALCには語学教育専門のラーニングアドバイザーが常駐し、英語の自立学習を個別でサポートしている。また、キャリア支援を大学教育の一環ととらえ、低学年次必修の「キャリアデザイン」や「ビジネス・インターンシップ」などの科目を設置。キャリア教育センター主催の就職ガイダンスのほか、個人の特性や志向に寄り添う個別のキャリアカウンセリングも行っている。

7位の秀明大学は、1988年開学。「学校教師」「看護」「総合経営」「グローバルマネジメント」「観光ビジネス」の5学部を擁し、入学から卒業・就職まで全学部でクラス担任制を導入。年間を通じて一人につき2〜3回の面談を行うほか、半期ごとの履修登録や学生生活全般、進路、イギリス留学、資格取得、インターンシップ、教員採用試験など、クラス担任がさまざまな相談に対応している。

<表の見方>

全国約3000高校を対象にアンケートを行い、766校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
学校名の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。
東京科学大は東京医科歯科大と東京工業大の合計


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