入学後、生徒を伸ばしてくれる大学ランキング2024【女子大学編】

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入学後、生徒を伸ばしてくれる大学ランキング2024【女子大学編】

写真=東京女子大学

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の約3000高校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「入学後、生徒を伸ばしてくれる大学(女子大学編)」だ。

1位は昭和女子大学で38ポイント。昭和女子大学は、海外キャンパス「昭和ボストン」での多様な留学プログラムや、米・中・韓・豪の5つの大学との「ダブル・ディグリー・プログラム」、テンプル大学ジャパンキャンパスとの同時開設科目や科目等履修制度、「TUJ+1プログラム」など、学生の興味・関心に応じたグローバルな学びに挑戦できる教学環境を整備している。また、企業や地域の人々と課題の解決に取り組む「プロジェクト型学修」も推進。各学科で学んだ知識や専門性を社会でどう生かし、応用していくかを学ぶことができる。現在、各学科・年次で多様なプロジェクトを進めているほか、同大の「現代ビジネス研究所」による学部横断的なプロジェクトも充実している。

2位は津田塾大学で27ポイント。創立者・津田梅子の想いを受け継ぎ、時代を支える“新しい女性たち”を輩出し続けている。「変革を担う、女性の育成」を掲げ、時代の要請に応え、新しい道を開拓しうる女性を育成している。学生が主体的に自分の学びをデザインする独自のプログラム「学外学修」は同大の特徴的な学びの一つだ。必修科目がない第2タームと夏季休暇期間を合わせた約2カ月半を利用して、海外サマープログラムやインターンシップ、ボランティアなど、学外に飛び出してさまざまな体験に挑戦する。この学外学修を通して自らの考え方や価値観が刺激され、思考力や想像力が育まれるほか、その後の大学での学びや進路選択の幅が広がるきっかけになっている。

3位は東京女子大学で19ポイント。学びの根幹であるリベラルアーツ教育を進化させるため、2025年度から現代教養学部を「人文」「国際社会」「経済経営」「心理」「社会コミュニケーション」「情報数理科」の6学科に再編。このうち4学科は、学問分野を横断する「コース制」を導入している。さらに「副専攻制度」の拡充や、他学科科目履修を必修化するなど、より学際的な学びを推進する。また、異なる学問領域の教員2人が授業を行う「知のかけはし科目」も特徴的なプログラム。学生と教員が一つの課題について議論を深めながら、それぞれの専門領域を越えた知見を養うとともに、異なる意見や視点から自らの専門性を捉え直す機会にもなっている。

<表の見方>

全国約3000高校を対象にアンケートを行い、766校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
学校名の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。
東京科学大は東京医科歯科大と東京工業大の合計


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