改革力が高い大学ランキング2024【女子大学編】

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の約3000高校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「改革力が高い大学ランキング（女子大学編）」だ。

1位は昭和女子大学で31ポイント。同大は「ダブル・ディグリー・プログラム」をはじめ、実学志向のグローバル教育を推進してきた。2025年4月には国際学部が「国際教養」「国際日本」「国際」の3学科体制にリニューアルする。さらに、2026年４月には「総合情報学部」を新設する予定だ＊。AIと統計学を活用してビッグデータを分析し、組織においてデータに基づく意思決定を実践できる力を養う「データサイエンス学科」と、ICTやコンピュータサイエンスの知識を駆使して新商品・サービスの導入やビジネスの変革を主導する人材育成を目指す「デジタルイノベーション学科」の2学科を設置する。
＊仮称／設置構想中。掲載の内容は変更となる可能性があります。

2位は武庫川女子大学で11ポイント。同大は「新しい武庫女教育」を掲げ、積極的な教育改革を推進。2020年には食物栄養科学部と建築学部、経営学部を、2023年には心理・社会福祉学部と社会情報学部を開設し、健康・スポーツ科学部にスポーツマネジメント学科を設置。2024年には文学部に歴史文化学科を設置した。そして、2025年には新たに「環境共生学部」が誕生する。環境保全系、環境資源応用系、環境共生系の3つの領域を学びながら、山、川、海をはじめ環境関連施設に足を運び、グループワークで地球の課題に挑む。入学後に始まる「フィールド・環境施設実習」では、近隣の里山、里海や大学施設である丹嶺学苑研修センター、名塩野外活動センター等に出向き、産学官協働で地域と連携して学ぶ。

3位は共立女子大学で8ポイント。創立から139年を迎えた同大は、2020年にビジネス学部を、2023年に建築・デザイン学部を設置。「リーダーシップの共立」を掲げて全学共通の「リーダーシップ開発プログラム」を展開するなど、独自の改革を進めている。さらに2026年4月には、既存の家政学部児童学科を「児童学部」に改組する＊。【幼稚園教諭と小学校教諭】【幼稚園教諭と保育士】2つの履修モデルで学び、多角的な視点から子どもの成長を支える人材を育成する。また、高大連携にも力を入れており、「KWU高大連携プログラム」では、「学校見学会」「リーダーシップ教育体験」「学修成果発表見学会」「プレカレッジ」の4つの取り組みを通して、高校生に同大の教育に触れる機会を提供している。
＊仮称／設置構想中。掲載の内容は変更となる可能性があります。

＜表の見方＞

全国約3000高校を対象にアンケートを行い、766校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
学校名の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。
東京科学大は東京医科歯科大と東京工業大の合計

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