写真=津田塾大学
多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の約3000高校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「小規模だが評価できる大学ランキング(女子大学編)」だ。
【2024年 進路指導教諭が勧める大学】
①(面倒見が良い大学)
②(就職に力を入れている大学・入学後、生徒を伸ばしてくれる大学)
1位は津田塾大学で87ポイント。創立以来、個性を重んじる少人数教育により、社会に貢献できる女性を数多く輩出してきた。1学年の定員は、学芸学部が580人、総合政策学部が110人。学生と教員の距離が近く、アットホームな雰囲気の中で学べるのも特色の一つだ。また、1年次から必修の「少人数セミナー」が学びの中心に据えられ、1年次には基礎的な学習を丁寧に行い、2年次には学生が興味のある分野を選択する。3〜4年次には専門性を深める研究を行う。この伝統の少人数教育は、同大における学びと研究の基幹であり、学生の主体性や表現力、コミュニケーション能力を養い、理念に掲げる「深い知性と豊かな人間性をもつAll-round Women」の育成につながっている。
2位は神戸女学院大学で28ポイント。同大は、「キリスト教主義」「国際理解の精神」「リベラルアーツ教育」を教育の柱に、少人数教育を展開してきた。2024年には国際学部と心理学部を設置し、2025年4月には「生命環境学部」を開設する。地球環境から生命現象まで、自然科学を探究するカリキュラムがあり、理科教員や二級建築士、木造建築士などの受験資格も取得可能な幅広い学びを提供する。また、小規模大学だからこそできるキャリア支援も特長の一つ。キャリアセンターでは、年間約130回にのぼる就活講座・セミナーを開催。少人数でプレゼン力を磨く「KCキャリア塾」や、航空業界への高い就職実績を生かした「KCエアラインスクール」など、独自のプログラムで学生をサポートしている。
<表の見方>
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全国約3000高校を対象にアンケートを行い、766校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
学校名の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。
東京科学大は東京医科歯科大と東京工業大の合計
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