写真=大阪工業大学
多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の約3000高校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「入学後、生徒を伸ばしてくれる大学ランキング(近畿編)」だ。
【2024年 進路指導教諭が勧める大学】
①(面倒見が良い大学)
②(就職に力を入れている大学・入学後、生徒を伸ばしてくれる大学)
1位は京都大学で147ポイント。「対話を根幹とした自学自習」を柱に、学生の知的好奇心や探究心を育成する教育と、「自由の学風」が生み出す独創的研究で地球社会に貢献する大学だ。多様な人材が世界中から集う魅力ある教育・研究環境を整備。時代のトレンドを追いかけるキャッチアップ型の研究だけでなく、新しい発見や考え方につながるような、まだ誰も手をつけていない領域の研究を推進できる環境の構築に取り組んでいる。特に優秀な若手研究者に5年間研究に没頭できる環境を提供する「白眉プロジェクト」では、毎年あらゆる分野から国際公募で研究者を選抜。多くのユニークな研究者を輩出し、米国のトップ大学に匹敵する成果を挙げている。
2位は大阪大学で57ポイント。3位は大阪工業大学と近畿大学が30ポイントで並んだ。
大阪工業大学は伝統の実践教育を背景に、全国トップレベルの就職実績を誇る大学だ。「OVER THE LIMIT 限界を超える成長がある」をキーワードに、学生自身が考え、行動し、失敗を経験しながら課題解決能力を身につける「PBL(Problem Based Learning)教育」や、英語の自立学修をサポートする制度など、学びへの情熱を育む数多くの取り組みを行っている。大学生活全般に関するサポート体制も整っており、1年次では担任制度を導入。各教員が10数人の学生を担当する手厚いフォロー体制がある。教育センターでは工学系の基礎となる数学、物理、英語のサポートをはじめ、学生個々の疑問や不安にも丁寧に対応。きめ細かな支援を行っている。
近畿大学は「実学教育」を建学の精神に、社会に広く役立つ取り組みを数多く行っている大学だ。近年は学生の起業支援に力を入れており、2022年からはベンチャー起業支援プログラム「KINCUBA(キンキュバ)」が始動。その他にも、近大卒の経営者と学生が交流するイベント「近大サミット」や、在学中にキャンパス内で飲食店の運営を経験できるプロジェクトなど、起業家育成のためのプログラムやイベントを多数開催している。大学と企業が垣根を越えて研究シーズやアイデアを持ち寄り、新たな価値を創り出すモノづくり拠点「THE GARAGE」には、3Dプリンターや3Dスキャナーといったモノづくりのための機械が豊富。学生が新たな感性で実験的なモノづくりに取り組み、起業にも挑戦できる環境が整っている。
<表の見方>
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全国約3000高校を対象にアンケートを行い、766校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
学校名の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。
東京科学大は東京医科歯科大と東京工業大の合計
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