グローバル教育に力を入れている大学2024【北陸・東海編】

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グローバル教育に力を入れている大学2024【北陸・東海編】

写真名古屋外国語大学

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の約3000高校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「グローバル教育に力を入れている大学ランキング(北陸・東海編)」だ。

1位は名古屋外国語大学で46ポイント。外国語学部、世界教養学部、現代国際学部の3学部9学科3専攻で、高度な外国語運用能力と、世界に通じる教養や専門性を養う大学だ。海外の大学に近い環境で学べる「グローバルキャンパス」が魅力で、28の国・地域から126人の外国人教員と287人の外国人留学生が在籍(2024年度)。外国人教員が担当する少人数での「ALL ENGLISH」の講義・演習科目を多数開講している。外国人留学生の母語を用いた交流の場「ランゲージラウンジ」では、さまざまな国や地域の文化・社会を知ることが可能。英語はもちろん、複言語プログラムで学んでいる言語での会話にもトライできる。学生生活の中で日常的に海外出身者との交流を深められる環境だ。

2位は南山大学で38ポイント。同大は「Hominis Dignitati(人間の尊厳のために)」を教育モットーに、「国境のない学びの場」を提供。経済学や文学など約60科目の授業を外国語で開講するなど、世界から選ばれる大学になるためにさまざまな改革や環境整備を進めながら、国際性と専門性を併せもつ人材を育成している。2022年には外国人留学生と日本人学生がともに暮らし学び合う、国際性豊かな学生宿舎「南山大学ヤンセン国際寮」を開寮。全入居者を対象に年間を通じて行われる「教育プログラム」が最大の特徴だ。多様化する社会で必要なスキルを身につけるための、さまざまなアクティビティを実施。異なる価値観を持つ学生との共同生活を通して多文化理解を深め、共生・協働を大事にするグローバルリーダーへと成長している。

3位は名古屋商科大学で29ポイント。学部教育としては国内初となる国際認証を取得した質の高い教育を実践するなど、世界で活躍する人材を育成する大学だ。アクティブラーニングを取り入れた独自の「ケースメソッド教育」は、世界標準の経営教育として国際的にも高い評価を受けている。世界74カ国から留学生が集う国際的なキャンパスも魅力。英語による専門科目の授業が受講できるので、学内にいながら英語運用能力を高めることができる。一人ひとりの語学レベルや目的に合わせた海外留学プログラムも多彩だ。世界63カ国187校の提携校への「交換留学」では、提携先の授業料が免除され、渡航費も支給。留学先で取得した単位も認定される。

<表の見方>

全国約3000高校を対象にアンケートを行い、766校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
学校名の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。
東京科学大は東京医科歯科大と東京工業大の合計


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