面倒見が良い大学ランキング2024【全国編】

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面倒見が良い大学ランキング2024【全国編】

写真=金沢工業大学

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の約3000高校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「面倒見が良い大学ランキング(全国編)」だ。

1位は金沢工業大学で517ポイント。調査開始以来、20年連続でトップを維持。学生の学びたい気持ちや疑問に応えるさまざまなサポートを提供している。専門的な学びの基礎となる数学・理科の個別指導を受けられる「数理工教育研究センター」は、その代表的な施設だ。24時間365日使用できる自習室や、チームでの学びに使える「CDIOイノベーション&デザインスタジオ」、充実の蔵書と学習環境を備える「ライブラリーセンター」など、授業時間外にも使える学びの空間をキャンパス内の至るところに設置。アイデアを具現化するための「場所」「道具」「材料」「知識」が揃うものづくりの拠点「夢考房」は、授業で学んだ知識をかたちにすることを後押しする実践の場となっている。

2位は東北大学で383ポイント。同大が目指すのは、実社会や研究で生かせる専門的知識を持ち、現代的で広い知見と豊かな人間性、国際性を備えた学生の育成。そのための基盤教育として行われるのが、1、2年生の学びの中心となる全学教育だ。新たな教育プログラムとして2019年度に設けられた「挑創カレッジ」では、5つのテーマで現代的なリベラルアーツの学びを提供。大変革時代の社会を先導する創造力豊かなリーダーになることを後押しする。英語教育や国際交流についても重視しており、学術目的の英語に加え、言語や文化の異なる学生同士が協働学習を行う「国際共修」の授業を設置。東北大学グローバルラーニングセンターでは、外国語学習、留学、国際交流などへの幅広い支援を受けられる。

3位は武蔵大学で203ポイント。同大は日本初の私立七年制高校である旧制武蔵高等学校をルーツとする大学。創立時から「ゼミ(ゼミナール)」を中心に「自ら調べ自ら考える」力を養う徹底した少人数教育を行っており、「ゼミの武蔵」として知られている。面倒見の良さは就職支援にも表れており、キャリア支援センターにはキャリアコンサルタントの有資格者など経験豊富な職員が常時在籍。就職活動が本格化する3年次には全員に個別面談を実施して、一人ひとりに合った支援を行っている。本番さながらの模擬面接を通して実際の面接の雰囲気が分かる「武蔵しごと塾」や、卒業生から仕事のやりがいや苦労を聞きながら働くイメージを膨らませる「多業種交流会」など、さまざまな就職支援プログラムが充実している。

<表の見方>

全国約3000高校を対象にアンケートを行い、766校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
学校名の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。
東京科学大は東京医科歯科大と東京工業大の合計


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