【業種別編12 運輸・倉庫・電力・ガス】新卒就職者の出身大学から測る企業入社難易度ランキング2024

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【業種別編12 運輸・倉庫・電力・ガス】新卒就職者の出身大学から測る企業入社難易度ランキング2024

有名企業は入社が難しいと漠然と分かってはいるが、どのくらい難しいか定量化するのは困難だ。そこで、新卒就職者の出身大学の入試難易度を指標として、「企業入社難易度」を算出し、業種別にランキングしてみた。今回は運輸・倉庫・電力・ガス編を見ていこう。

※総合ランキング及び「企業入社難易度」の詳しい説明については、以下の記事を参照のこと。
新卒就職者の出身大学から測る企業入社難易度ランキング2024

【業種別編12 運輸・倉庫・電力・ガス】新卒就職者の出身大学から測る企業入社難易度ランキング2024
2024年11月30日現在

運輸・倉庫・電力・ガスは、毎日の暮らしに密着した業種といえる。取り扱うサービスによっては企業ごとに供給エリアが区切られている場合があり、就職者の出身大学にも地域性が表れやすい業種だ。

ランキングの1位は東京ガス。入社難易度は62.1で、調査対象となる約400社全体のランキングでは18位に入る。採用判明数は93人で、新卒就職者の主な出身大学は、早稲田大17人、慶應義塾大11人、筑波大10人、東京工業大9人、東北大と東大各8人など。主に首都圏にガスを供給しており、出身大学も首都圏の大学が並んでいる。

2位は日本郵船、3位は商船三井と海運大手の2社が並ぶ。主な出身大学は、日本郵船が早稲田大13人、慶應義塾大9人、東京海洋大8人、東大6人、一橋大と大阪大各3人など。商船三井が早稲田大14人、慶應義塾大8人、東京海洋大6人、東大4人、大阪大と同志社大各3人など。どちらも東京海洋大が上位に来ているのが、海運業らしい特徴だ。

4位は大阪ガス。主な出身大学は、神戸大18人、大阪大15人、京大9人、大阪公立大5人、同志社大4人など。東京ガスと同様、こちらもガスの主な供給エリアである近畿圏の大学が並ぶ。

5位はJERA。世界最大級の燃料取扱量を誇るエネルギー会社だ。主な出身大学は、早稲田大15人、慶應義塾大9人、東京理科大8人、東北大、名古屋大、上智大各5人など。

電力では、中部電力が7位に入っている。主な出身大学は、名古屋大44人、名古屋工業大24人、京大11人、同志社大10人、早稲田大8人など。地元名古屋の2大学が上位に来ている。

鉄道では、9位に京王電鉄、10位に小田急電鉄が入っている。主な出身大学は、京王電鉄が中央大と立教大各3人、横浜国立大、慶應義塾大、東京理科大、日本大、早稲田大各2人など。小田急電鉄が慶應義塾大と明治大各3人、立教大と早稲田大各2人など。いずれも首都圏の大学が並んでおり、鉄道の営業エリアと合致する。