【業種別編11 建設・住宅・不動産】新卒就職者の出身大学から測る企業入社難易度ランキング2024

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【業種別編11 建設・住宅・不動産】新卒就職者の出身大学から測る企業入社難易度ランキング2024

有名企業は入社が難しいと漠然と分かってはいるが、どのくらい難しいか定量化するのは困難だ。そこで、新卒就職者の出身大学の入試難易度を指標として、「企業入社難易度」を算出し、業種別にランキングしてみた。今回は建設・住宅・不動産編を見ていこう。

※総合ランキング及び「企業入社難易度」の詳しい説明については、以下の記事を参照のこと。
新卒就職者の出身大学から測る企業入社難易度ランキング2024

【業種別編11 建設・住宅・不動産】新卒就職者の出身大学から測る企業入社難易度ランキング2024
2024年11月30日現在

建設・住宅・不動産の中で、入社難易度が高いのは不動産だ。ランキング上位の数社は、総合商社や外資系コンサルティングファームに比肩するような数値となっている。

1位は三菱地所。東京・丸の内エリアを基盤とし、丸ビル(丸の内ビルディング)に象徴されるオフィスビル開発を展開している。入試難易度62.6は、調査対象となる約400社全体のランキングでも11位に入る数値だ。採用判明数は49人で、新卒就職者の主な出身大学は、慶應義塾大10人、早稲田大8人、東大5人、京大4人、東北大、大阪大、上智大各3人など。

2位は、東京建物。1896年に旧安田財閥によって設立された、国内では最も古い総合不動産会社だ。採用判明数は29人で、主な出身大学は早稲田大5人、東大と慶應義塾大各4人、九州大3人、京大と立命館大各2人など。

3位は三井不動産。主な開発エリアは、COREDO日本橋をはじめとする東京・日本橋地区など。ほか、東京ミッドタウンなどの大規模複合施設や、ららぽーと、三井アウトレットパークといった商業施設を展開する。主な出身大学は、慶應義塾大と早稲田大各11人、東大6人、東京工業大と京都大各3人など。

4位は東急不動産。東急グループの本拠地である渋谷エリアや、スマートシティの国家戦略特区である竹芝エリアの再開発に取り組む。主な出身大学は、早稲田大8人、慶應義塾大5人、一橋大3人など。

5位は野村不動産。マンションブランド「プラウド」をはじめ、住宅、オフィス、商業施設・ホテル、物流施設といった様々な事業を展開する。主な出身大学は、明治大と早稲田大各8人、慶應義塾大5人、東京都立大、青山学院大、中央大各3人など。

6位の住友不動産も含めて、ランキングの上位を不動産が独占する結果となった。他の業種では、プラントエンジニアリングの日揮ホールディングスが7位。スーパーゼネコンは、8位に鹿島、9位に清水建設、10位に大林組と3社が並んでいる。