【業種別編8 自動車・精密機械・その他製造】新卒就職者の出身大学から測る企業入社難易度ランキング2024

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【業種別編8 自動車・精密機械・その他製造】新卒就職者の出身大学から測る企業入社難易度ランキング2024

有名企業は入社が難しいと漠然と分かってはいるが、どのくらい難しいか定量化するのは困難だ。そこで、新卒就職者の出身大学の入試難易度を指標として、「企業入社難易度」を算出し、業種別にランキングしてみた。今回は自動車・精密機械・その他製造編を見ていこう。

※総合ランキング及び「企業入社難易度」の詳しい説明については、以下の記事を参照のこと。
新卒就職者の出身大学から測る企業入社難易度ランキング2024

【業種別編8 自動車・精密機械・その他製造】新卒就職者の出身大学から測る企業入社難易度ランキング2024
2024年11月30日現在

自動車・精密機器・その他製造は、採用大学の裾野が広く、入社難易度はやや上がりにくい傾向がある。そんな中でも、上位2社は入社難易度が59を超え、全業種の総合ランキングでトップ100位に入っている。

ランキングの1位はバンダイナムコエンターテインメントだ。バンダイナムコグループの中核企業の一つで、「ドラゴンボール」「アイドルマスター」などの人気コンテンツを活用し、家庭用ゲームやスマホ向けゲームなどデジタルによるIP(知的財産)軸戦略を展開する。採用判明数は37人で、新卒就職者の出身大学は、早稲田大13人、明治大5人、上智大3人、東大、大阪大、慶應義塾大各2人と、京大含む10大学から1人ずつだ。ゲーム会社では10位にセガが入っている。主な出身大学は、早稲田大6人、東大4人、筑波大、慶應義塾大、武蔵野美術大各3人など。

2位はオリンパス。カメラ事業から撤退した後は内視鏡事業を中心とする医療分野に集中しており、消化器内視鏡のシェアは世界の約7割を占める。主な出身大学は、千葉大6人、東北大5人、上智大と同志社大各4人、横浜国立大、大阪大、明治大各3人など。

3位は大手玩具メーカーのバンダイ。主な出身大学は、早稲田大7人、法政大6人、慶應義塾大と明治大各5人、大阪大、立教大、関西学院大各4人など。

4位はコニカミノルタ。主な出身大学は東京農工大8人、筑波大7人、中央大5人、千葉大、電気通信大、名古屋大、九州大、東京理科大、関西大の各3人など。

5位は楽器メーカーのヤマハ。主な出身大学は立命館大5人、名古屋大4人、東北大、東大、九州大、中央大各3人など。地元静岡県の静岡大からも2人の採用があった。

自動車では、トヨタ自動車が7位に入っている。採用判明数は表中10社では突出して多い561人。主な出身大学は、名古屋大52人、名古屋工業大と京大各24人、大阪大21人、同志社大20人。ちなみに、トヨタ自動車が社会貢献活動の一環として設立した経緯のある豊田工業大は11人だ。