【業種別編2 通信・サービス・公団】新卒就職者の出身大学から測る企業入社難易度ランキング2024
有名企業は入社が難しいと漠然と分かってはいるが、どのくらい難しいか定量化するのは困難だ。そこで、新卒就職者の出身大学の入試難易度を指標として、「企業入社難易度」を算出し、業種別にランキングしてみた。今回は通信・サービス・公団編を見ていこう。
※総合ランキング及び「企業入社難易度」の詳しい説明については、以下の記事を参照のこと。
新卒就職者の出身大学から測る企業入社難易度ランキング2024
2024年11月30日現在
今回紹介する通信・サービス・公団編には、近年発展の著しいシステム・ソフトウェアを扱うIT企業などが含まれている。ここ数年で環境の変化が特に大きい業種と言える。
1位は、医療従事者向けの情報サイト「m3.com」を手掛けるエムスリーだ。採用判明数は14人と少ない。その内訳は東大3人、京大、慶應義塾大、早稲田大各2人、東北大、筑波大、東京工業大、大阪大、神戸大各1人。いずれもかなりの難関大だ。
2位はメルカリ。同名の大手フリマアプリの他、キャッシュレスサービスの「メルペイ」、スポットワークの「メルカリハロ」などのサービスを展開する。採用判明数は21人で、主な出身大学は東大6人、慶應義塾大3人、京大と静岡大各2人など。
3位は東宝。映画、アニメ、演劇、不動産を事業の四本柱とし、学生にとって馴染み深い企業の1つといえる。採用判明数は14人で、主な出身大学は早稲田大3人、慶應義塾大、上智大、中央大各2人など。
4位はNTTグループの中核企業であるNTT(持株会社)。採用判明数は73人で、主な出身大学は東大14人、大阪大9人、北海道大7人、京大と慶應義塾大各4人など。NTTグループでは他に、NTTデータグループが8位、ドコモグループが11位となっている。
5位は楽天グループだ。採用判明数は298人で、主な出身大学は早稲田大36人、東大34人、慶應義塾大29人、上智大18人、東京工業大16人など。なお、創業者で代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏の母校である一橋大は21年から3年間でそれぞれ37人、30人、25人と多いことが例年の特徴だが、24年は2人と少なくなっている。
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