【業種別編1 商社・コンサル】新卒就職者の出身大学から測る企業入社難易度ランキング2024

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【業種別編1 商社・コンサル】新卒就職者の出身大学から測る企業入社難易度ランキング2024

有名企業は入社が難しいと漠然と分かってはいるが、どのくらい難しいか定量化するのは困難だ。そこで、新卒就職者の出身大学の入試難易度を指標として、「企業入社難易度」を算出し、業種別にランキングしてみた。まずは、難関大学の学生から人気の高い商社・コンサル編を見ていこう。

※総合ランキング及び「企業入社難易度」の詳しい説明については、以下の記事を参照のこと。
新卒就職者の出身大学から測る企業入社難易度ランキング2024

【業種別編1 商社・コンサル】新卒就職者の出身大学から測る企業入社難易度ランキング2024
2024年11月30日現在

商社やコンサルは給与水準の高さや、若手のうちから大規模な業務に関わりやすい点などが特徴だ。やりがいや自己成長を求める学生にとって魅力的に映るからか、入社難易度が高い企業が多い。

ランキングの1位はボストン コンサルティング グループ(以下BCG)、2位はマッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(以下マッキンゼー)の順だ。この2社は外資系コンサルの中で、主に経営者層を対象に戦略提案を行う「戦略系コンサル」に分類される。少数精鋭で採用人数が少ないことから入社難易度が高く、全業種を対象にした総合ランキングでもそれぞれ1位と2位となっている。新卒就職者の主な出身大学は、BCGが東大22人、京大12人、早稲田大5人、慶應義塾大3人、一橋大2人など。マッキンゼーが東大21人、慶應義塾大12人、早稲田大11人、京大4人、一橋大と大阪大各2人など。

3位は三井物産、4位は丸紅の順。主な出身大学は、三井物産が慶應義塾大33人、東大21人、早稲田大20人、京大9人、九州大5人など。丸紅が慶應義塾大18人、早稲田大15人、東大8人、京大7人、一橋大4人など。「5大商社」と呼ばれる総合商社では他に、6位に三菱商事、7位に住友商事、9位に伊藤忠商事が入っている。

5位はEYストラテジー・アンド・コンサルティング。業務内容が多岐に渡る「総合系コンサル」に分類される。採用判明数は271人で、BCGやマッキンゼーの5倍程度の採用があるものの、入社難易度が高い。主な出身大学は慶應義塾大66人、早稲田大50人、東大40人、京大15人、一橋大11人など。