2024 明治・青山学院・立教・中央・法政・学習院 大学合格実績ランキング―1位の高校は4大学で合格者数が100人超え

東京にメインキャンパスをもつ私大の中で、以前から人気の高いMARCH（明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大）と呼ばれる5大学に、地理的・入試難易度的に近い学習院大を加えた6大学の合格者数が多い高校を見ていこう。なお、原則として合格者数は大学発表による、一般選抜のみのもの。今回は中央大のみ学校推薦型選抜等を含んでいる。

ランキングの1位は開智（埼玉）で699人。明治大173人、立教大126人、中央大117人、法政大164人と4大学で合格者100人を超えている。また、学習院大は53人でトップの合格者数だ。

2位は山手学院（神奈川）で、643人。100人を超えているのは、明治大200人、青山学院大109人、法政大125人の3校。青山学院大はトップの合格者数だ。

3位は朋優学院（東京）で、626人。首都圏の私立進学校では比較的珍しい、中学校を持たない高等学校のみの単独校だ。法政大は172人でトップ。ほか、明治大134人、立教大100人、中央大110人などとなっている。

上位10校までに入った高校の所在地を見ると、神奈川の高校が6校で半数を超えている。残りは東京と埼玉が2校ずつだ。東京の大学であるのに神奈川からの合格者が多いのには、明治大の生田キャンパス（神奈川・川崎市）や青山学院大の相模原キャンパス（同・相模原市）、中央大の多摩キャンパス（東京・八王子市）、法政大の多摩キャンパス（同・町田市）といった神奈川県からのアクセスがしやすい各キャンパスの存在が背景にある。

＜表の見方＞
表は2024年度入試（2024年4月入学）における、GMARCH（学習院大、明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大）への延べ合格者数が多い順にランキングしたもの。
大学が公表した一般選抜の合格者数。一部の大学は、学校推薦型選抜や総合型選抜等を含んでいる。追加合格等を含まない場合があり、空欄は合格者がゼロとは限らない。
卒業生数は定時制・通信制を含む高校回答数。一部に厚生労働省「全国高等学校便覧」の卒業予定者数を使用した。「-」は卒業生数未発表・不明。
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