全国910進学校の進路指導教諭が選ぶ
イチ押しの大学はここだ!

ランキング 安田 賢治

全国910進学校の進路指導教諭が選ぶ イチ押しの大学はここだ!

次にグラフを見ていこう。グラフ1、2は前述のとおりだ。グラフ3の「生徒に人気のある大学」では、「自分のしたい勉強ができる大学」が79.3%で10年連続トップ。次に「社会的評価・イメージが良い大学」61.6%、「知名度が高い大学」57.1%、「家から通える大学」55.3%の順。昨年と比べて「家から通える大学」のポイントが上がっているが、やはりコロナ禍の影響と見られる。「資格が取得できる大学」「就職に有利な大学」もアップしており、コロナ禍による景気後退で、就職が厳しくなることへの対応とも読み取れる。


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次にグラフ4の「受験生に受け入れられる改革」についてだ。トップは「キャリア教育など就職支援」で47.5%。2位は昨年5位から大きく伸びた「学校推薦型選抜・総合型選抜の充実」の36.8%だ。コロナ禍の影響で、学校推薦型選抜、総合型選抜の希望者が増えているためだろう。次いで「今、人気の学部・学科の新設」「資格取得支援」「語学教育充実などカリキュラムの改革」の順だった。


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グラフ5は「受験生は志望校を選ぶ際に、何を重視しているか」だ。トップは「偏差値」で82.9%。2位が「学部・学科・研究内容」の69.7%、3位が「大学の知名度」69.1%、4位が「入試科目」63.7%と続いた。ここまでが6割を超え、それ以下は5割を切っている。今年はコロナ禍によって大規模な模試が実施されておらず、一般選抜を目指す受験生にとっては偏差値がしっかりとはわからない状況だ。やはり、入試絡みのことを気にしている。

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