改革力が高い大学ランキング2019(九州編)

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改革力が高い大学ランキング2019(九州編)

写真=立命館アジア太平洋大学

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は改革力が高い大学ランキング(九州編)だ。

九州産業大が築く、「現場」で学ぶ教育プログラム

1位は佐賀大で59ポイント、2位は九州大で25ポイント、3位は九州産業大と立命館アジア太平洋大で19ポイントで並んだ。

九州産業大は、文系・理工系・芸術系を幅広く設置する総合大学だ。2018年に、人間科学部、地域共創学部、商学部の3学部を開設し10学部22学科となり、さまざまな学生の学びの志向や個性に対応する。

すべての学部学科で、実社会の「現場」を舞台に学ぶことを目指し、さまざまな実践的授業を展開。その中心である「KSUプロジェクト型教育」では、100を超える産学連携・学部連携のプロジェクトが進行中だ。

日本屈指の多文化環境で学ぶ、立命館アジア太平洋大

九州産業大とともに3位となった立命館アジア太平洋大は、「自由・平和・ヒューマニズム」、「国際相互理解」、「アジア太平洋の未来創造」を基本理念として、2000年4月に開学した大学だ。大きな特色は多文化環境。約90か国・地域から集まる国際学生が、学生の半数近くを占める。また、教員も約半数が外国籍だ。こうした多文化・多言語環境を生かし、学生同士で学び合う学習スタイル「ピア・ラーニング」の導入や、共同生活を通して理解を深める国際教育寮(APハウス)の運営など、さまざまな取り組みが行われている。

全国No.1教育拠点を目指す、福岡工業大

続くランキングでは、5位に16ポイントの長崎大、6位に14ポイントの福岡工業大、7位に9ポイントの九州工業大と福岡女子大、9位に6ポイントの北九州市立大、10位に4ポイントの西南学院大と福岡大という結果となった。

福岡工業大は、計画的なキャンパス整備など、全国No.1の教育拠点を目指した数々の取り組みを行なっている。

キャンパス整備では、16年にアクティブラーニングエリアやオープンラボを備えたE棟、17年には電気自動車や水素自動車などの研究が行えるF棟を開設し、アクティブラーニングの拡大や研究高度化への対応などを行なった。

<表の見方>

全国の進学校約2000校の進路指導教諭にアンケートを実施し、857校からの回答を基にランキングを作成。5校連記で記入をしてもらい、1番目の記入校を5ポイント、2番目を4ポイント、3番目を3ポイント…として集計した。2019年7月調査。
大学名の◎は私立、※は国立、無印は公立を表す。


改革力が高い大学ランキング2019(九州編)