小規模だが評価できる大学ランキング2019(中国・四国編)

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小規模だが評価できる大学ランキング2019(中国・四国編)

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は小規模だが評価できる大学ランキング(中国・四国編)だ。

大きなポイント差の開きなく多くの大学が並ぶ

トップは26ポイントの島根県立大と高知工科大、3位は16ポイントの公立鳥取環境大、4位は16ポイントの尾道市立大と続き、5位には、11ポイントで私立大学トップの広島文教大が入った。

6位には、10ポイントでノートルダム清心女子大と美作大がランクイン。8位は9ポイントの下関市立大と広島女子学院大、10位は8ポイントの鳴門教育大と広島市立大となった。

積極的な大学改革に取り組む広島文教大

広島文教大は、2019年に男女共学制の移行に伴い広島文教女子大から名称を変更。現在、人間学部と教育学部の2学部4学科で構成される。

初等教育のエキスパートを数多く輩出する教育力が長年高い評価を得る一方で、積極的な大学教育改革にも取り組んできた。その第一歩が、08年に開設した中・四国地区最大級の英語学修専用施設BECCだ。イングリッシュオンリーのフロアや気軽に利用できるカフェなどを有し、全学科の学生が高度な英語運用能力を身につけられるようサポートしている。また、13年から新入生全員にタブレット端末を配布し、学修教材配信システムの構築、グループワークや個別学修のための施設の整備などに意欲的に取り組んでいる。

女性のライフキャリア教育に力を入れる広島女学院

私立女子大学ではトップとなるノートルダム清心女子大に続き、9ポイントを獲得して私立女子大2位となる広島女学院大は、資格取得やグローバル教育に力を入れている大学だ。また、18年の改組により、人文学部と人間生活学部の2学部5学科体制となった。全学部全学科共通で「情報リテラシー」、「日本語表現技法」などの基礎科目と、「ライフプランニング」などのライフキャリア科目を設置するなど、女性の豊かな一生を形成する「ライフキャリア教育」にも重点を置いている。

<表の見方>

全国の進学校約2000校の進路指導教諭にアンケートを実施し、857校からの回答を基にランキングを作成。5校連記で記入をしてもらい、1番目の記入校を5ポイント、2番目を4ポイント、3番目を3ポイント…として集計した。2019年7月調査。
大学名の◎は私立、※は国立、無印は公立を表す。


小規模だが評価できる大学ランキング2019(中国・四国編)